Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

同志社大とJTB西日本、「京都観学研究会」を設立

high190です。
同志社大学JTB西日本と連携して「京都観学研究会」を設立したそうです。

同志社大学は28日、JTB西日本(大阪市、鈴木孝三社長)と共同で「京都観学研究会」を設立したと発表した。研究会を足場に、同志社大が「学び」の要素を加味した京都観光について一般向け講座プログラムを開発し、JTB西日本が旅行商品に講座の受講を組み込んで販売する。「同志社の人的資源を生かして観光集客に貢献する、産学連携の新しいモデルケース」(八田英二学長)と位置付けている。
JTB側が資金を拠出し、同志社大に調査を依頼する。同志社大は文化史や美術史、近世芸能史、考古学などの研究者を生かし、地域の歴史・文化を取り扱う「京都学」に、一工夫を加えた講座を開発する。例えば京都の川にかかる「橋」について由来や伝承、まつわる歴史など多角的に取り上げて講座の柱の一つにする。
研究会の成果を基に生涯学習型観光プログラム「楽洛キャンパス」の一環として、9月1―11日に同志社大で一般向け全60講座を開く。JTBは旅行商品に講座受講を組み込むほか、一部は書籍に編集して出版したり、ウェブサイトで発信したりする。

このプログラム、京都という観光資源と大学での学びを融合したものです。ただ、京都学を主催しているところは他にもありますから、そうした大学・団体とは協力しないのでしょうか?(大学コンソーシアム京都など)
京都の観光資源は、日本が世界に誇る文化遺産です。それをうまく活用しようという取り組みは今後も増えていくでしょう。