Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

京都大学が企業と共同でベンチャー育成ファンドを設立

high190です。
京都大学と日本ベンチャーキャピタルは共同で国内大学での最大規模となるベンチャー支援ファンドを設立します。資金規模は目標50億円で、これまで最大であった大阪大学の30億円を上回ります。

京都大(京都市左京区)と日本ベンチャーキャピタル(東京都)は22日、京大の研究者や大学院生、卒業生が研究成果を基に新規事業を立ち上げるのを支援する「京大ベンチャーNVCC1号ファンド」を同社が設立すると発表した。企業や金融機関から50億円を目標に資金を集め、京大発のベンチャー企業育成を目指す。
京大や同社によると、国立大学法人は直接基金に出資できないため、資金集めや管理、運用は同社が担当する。京大の国際融合創造センターに設置するベンチャー支援開発室が、事業化が有望な研究成果などを見つけて紹介し、同社の投資委員会で投資するかを決定する。年内には投資を始める予定だ。
同社によると、7月中旬まで出資者を募り、目標額の50億円で30−40社に投資することを想定している。ファンドの存続は10年間(3年間の延長が可能)。国立大では、すでに北海道や大阪、東京大などのファンドがある。
松本紘理事(研究・財務担当)は「大学の関与のあり方などについて学内で慎重に審議してきた。京大と日本ベンチャーキャピタルの双方が独自のネットワークを生かして支援していきたい」と話している。

大学発のベンチャーとして世界的に有名なのは、スタンフォード大学です。
何しろ、HP,Yahoo,Googleといった企業は全てスタンフォードから生まれています。
京都大学の取り組みは日本版スタンフォードとなるのでしょうか?

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