Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

優秀な教員人材、早期確保を。京都市教委、大学担当者集め説明会

high190です。
ゆとり教育」に関する問題や、全国一斉学力テストの実施など最近は教育改革に関連する動きが活発化しています。
その反面、教育者が社会問題を引き起こすことも増えています。(児童買春等、教育者の不法行為に枚挙の暇がないほどです)
そうした流れを受けてか、優秀な教員を早期に確保するための動きも出てきています。

京都市教委は2日、来春の教員採用に向けた大学就職担当者への説明会を同市下京区の市総合教育センターで開いた。団塊世代の教員の大量退職に伴い、優秀な人材を早期に確保するねらい。就職担当者を対象にした説明会は初めてで、近畿圏を中心に28大学の担当者が試験の実施要項の詳細に耳を傾けた。
市教委は来春、小中学と高校などで、前年を10人上回る330人の教員を採用する予定。大学や大学院から推薦された学生に一次試験を免除する「推薦制度」などを新たに設け、優秀な人材の確保に努めている。
すでに1日から大学・短大へ出向いて説明会を実施しているが、志願書の受付期間が6月11日までとなっているため、採用試験の情報をいち早く学生に伝えたいという大学側の要望を受け、就職担当者向けに初めて説明会を開いた。
この日は大学側から30人が出席し、市教委の太田光雄首席人事主事が市の教育理念や採用試験の実施概要を説明した。質疑応答では、推薦制度について「大学と大学院で推薦制度の取り扱いに違いがあるのか」などの質問が出された。

平成19年度の首都圏私立中学校入試では、初めて受験生が5万人を突破しました。こうした私立学校への進学者が増加する傾向を受けて、地方自治体も優秀な人材を確保する方策を練っています。