Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

金沢工業大の仮想会社が、会員制サイト

high190です。
今日は大学主導で構築された地域SNSの紹介です。

金沢工業大(野々市町)の学生らが課外授業で設立した仮想会社「CirKit(サーキット)」は、会員制サイトの運営を始めた。同じ関心を持つ会員が交流するインターネットサイトで、地元の店舗紹介などを通じて情報を交換し、地域活性化に結びつけようという試み。

サーキットは地域活性化を手助けし、学生の起業家精神を育てていこうと昨年4月、産学連携プロジェクトの一環として発足した。参加する学生約70人は、大学周辺の店舗のホームページ制作を無料で手掛けている。

会員制サイト「CirKit SNS」は、「mixi」や「GREE」などと同じで会員の紹介で入会できるほか、店舗に掲示されているアドレスとパスワードからも入会することができる。学生ら約350人が会員になり、カレー店など飲食店を中心に11店が登録している。

紹介される店について会員が情報を紹介し、話題を広げて地元を中心にしたコミュニティーが形成できるのが特徴で、会員は「おいしい店」を紹介し合うなど盛り上がってきているという。

会員には、掲載店の割引特典などのサービスもある。

町を教材に実践的な教育を進める取り組みで、同大は、「町の活性化の手助けを大学が務め、起業を目指す学生も育ってもらえれば」と話している。

地域SNSを大学で作るとは、なかなか面白い着眼点だと思います。
校友会でのSNS利用は事例がありますが、地域SNSとして大学が絡むものは聞いたことがありません。
地域の活性化に大学の知識が期待されていることは間違いありませんが、どのようにアプローチしていいか分からないというところが大きいと思います。あえてクローズドなSNSを使うことで、地域に密着した大学を目指すという戦略はいいんじゃないでしょうか?
最近の学生はmixiなど、SNSに慣れていますので、バーチャルな交流の場を用意した方が入りやすいのかも知れません。

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