Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

Staff Development

大学職員は法制執務を勉強しよう

high190です。 最近、大学職員として働く上で気になる用語に「法制執務」があります。これは、法の仕組みや法令等の構成及び表現などを学び、具体的な法令等の作成を行うことを目的とするものです。大学職員的に言えば、「規程作成の実務」と読み替えるとイ…

大学職員が仕事と研究の情報収集方法をまとめてみる

※更新情報(2021/05/22)Google Scholar,ERIC,公的機関のメーリングリスト情報等を追加Google Readerを使っていないhigh190です。 昨日あたりからGoogle Readerがサービス終了することについて、各所で議論になっているようです。 GoogleのRSSリーダー「Goog…

京都で開催された高等教育研究会・大学職員フォーラム「教育の質的転換に向けた大学教職員の役割」に参加してきました。

high190です。 ご挨拶が遅くなりましたが、2013年最初の記事ということで本年もどうぞよろしくお願いいたします。3年連続で参加している高等教育研究会主催の大学職員フォーラムが1月12日(土)に開催されたので、今年も参加してきました。*1今年の内容を備忘…

アクティブ・ラーニングと中教審答申をめぐる高等教育研究者の議論を聞いてきました

high190です。 12月20日(木)に日本私立大学協会附置私学高等教育研究所主催の公開研究会、「中教審答申(24・8・28)をどのように受け止めるか−これからの具体的な課題は何か」 に参加してきました。今年の8月28日に公表された「新たな未来を築くための大…

SD研修の実施内容を「大学の社会的責任」と捉えて公表する大正大学の取り組み

high190です。 以前からSD研修については強い関心を持っていましたが、職場内での研修実施や業務改善の方策などを考えていくと、組織的な取り組みの重要性を痛感します。もちろん、若手職員による勉強会などのインフォーマルSDも重要なのですが、職場全体で…

日本私立大学協会主催の教務部課長相当者研修会に参加してきました。

high190です。 私が勤務する大学は日本私立大学協会に加盟しているのですが、今年から教務に異動してきたこともあって、毎年開催されている「教務部課長相当者研修会」という2泊3日の研修に、部長でも課長でもないのですが行かせてもらいました。今年で通算5…

大学職員の能力を高めるために、高等教育関連の学会に入会してみよう

high190です。 最近では高等教育に関連する学会に入会する大学職員の方も増えてきたように思います。かくいう私も2つほどの学会に入会して、学会誌などを拝見し、高等教育に関する動向の把握などに努めています。 ただ、どういった学会があるのかご存知でな…

平成24年度第16回大学行政管理学会定期総会・研究集会に参加しました

high190です。 9月8日(土)、9日(日)に東京の芝浦工業大学で開催された大学行政管理学会(通称JUAM)の第16回定期総会・研究集会に参加してきました。 第16回 2012年度 開催 定期総会・研究集会(出典:大学行政管理学会webサイト) 2日間のプログラムな…

日本私立大学協会附置私学高等教育研究所の公開研究会に出席してきました

high190です。 8月9日(木)に日本私立大学協会附置私学高等教育研究所主催の公開研究会に出席してきました。この研究会は平成12年度から既に53回の開催を数える研究会で、毎回テーマを設定し、高等教育の専門家による講演が行われています。今回の講師は、…

Greenhorn Networkが大学マネジメント研究会で紹介される

high190です。 私も参加している若手職員の勉強会で、Greenhorn Network-若手大学職員勉強会/ネットワーク-という団体があります。このブログでもたびたびお知らせしてきましたが、*1 *2 *3 *4主に関東地区の私立大学職員で構成されており、年に4回程度の勉…

私大職員によるIR(Institutional Research)文献メモをまとめたサイトを見つけました

high190です。 日本でもIR(Institutional Research)が紹介されることが増えてきているように感じますが、*1 *2まだまだ浸透度や活用度は低い段階にあると思っています。実務を担う職員がIRに関する文献などに目を通すということは、重要なことなのではない…

LEAPプログラム参加の大学職員による研修報告を聞いてきました

high190です。 7月22日(日)に若手大学職員勉強会、Grennhorn Networkへ久しぶりに参加してきました。今回のテーマは「海外研修・勤務」ということで、国立大学職員の方が参加したLEAP(Long-term Educational Administrators Program)*1の研修報告だった…

大学にフューチャーセンターを作ろう!

high190です。 日曜日に職場で開催された面白いワークショップに参加してきました。皆さんは「フューチャーセンター」というものをご存知でしょうか?フューチャーセンターとは、「対話を未来のイノベーションにつなげる仕組み」として北欧で生まれた手法で…

何故か学内でうどん作り?京都造形芸術大学の大学職員動画が楽しそう!

high190です。 普段、私のブログでは高等教育に関する諸問題や自分の仕事に活用できそうな情報を紹介することにしていますが、純粋に面白い!と思ったことも取り上げたくなります。 今回純粋に取り上げたくなった大学職員に関する動画がありました。京都造形…

大学職員の国際対応力を強化する国際教育交流担当職員長期研修プログラム(LEAP)

high190です。 職員にも海外大学等への派遣研修を行う大学なども出てきているように思いますが、国立大学法人や独立行政法人の国際教育交流担当職員を海外大学に派遣するプログラムがあることを知りました。 名称は「国際交流担当職員長期研修プログラム」、…

教学マネジメントとガバナンスの確立に向けた職員能力の開発について

high190です。 中央教育審議会の大学教育部会で議論されている、学士課程教育の充実についての議論が面白いです。特に教学面のガバナンスの確立に対しては、職員の目線から教育をどのように考えるべきかを問われているように思います。 「相当の退学覚悟を」…

京都で開催された「高等教育研究会」の大学職員フォーラムに参加してきました。

high190です。1月7日(土)に京都私学会館で開催された、高等教育研究会の大学職員フォーラムに参加してきました。 この研究会は、1989年4月25日に京都私大連協・私大教連第1回高等教育研究会が開催されたところからスタートしているようですので、20年以上…

大学職員独自の視点で学生への就職活動をサポートしよう

high190です。 最近は大学職員でも書籍を発行されたり、ニュースサイトで連載を持つ方などが出てきました。*1大学職員こそ、大学を支える屋台骨だ!という気持ちがある私としても刺激になっていますし、もっと色々な形で大学職員が貢献できる場を作っていけ…

中小規模の大学について職員が研究を行う「中小大学実践知研究会」が興味深い

high190です。 私の勤務する大学は収容定員が2,000名以下の小規模大学です。大学経営において収容定員の規模は非常に大きなポイントで、収益構造も大きく異なりますし、取るべき戦略も大規模大学とは異なります。 だからこそ、中小規模の大学ならではの実践…

海外大学の日本校の学長が求める大学トップマネジメントの資質とは

high190です。 平成20年4月から大学設置基準の改正でFDが義務化され、各大学でFD実施に関して様々な取り組みが行われていることと思います。 このうち、帝京大学には高等教育開発センターというFD活動を推進する全学組織が置かれており、FD関係の資料も公開…

私学事業団発行の「月報私学」に掲載されている「大学経営とIR活動」が面白い

high190です。 私立大学職員の方はご存じだと思いますが、日本私立学校振興・共済事業団が毎月発行している刊行物に「月報私学」というものがあります。 私立大学等経常費補助金や私学共済など私立学校に関する情報が掲載されている冊子ですが、今月号に「大…

中長期計画の学内浸透度を上げるためにガイドブックを作成しよう。京都大学の取り組み

high190です。 京都大学では、教職員が中心となって大学の中期目標・中期計画に関するハンドブックを作成したそうです。 中長期計画を立てたはいいけれど、全学的な共有がうまくいっていない大学では、こうした取り組みも参考になるのではないでしょうか。 …

法政大学の職員が学生向けに「職員トーク」を開催

high190です。 法政大学では、職員が学生向けに大学職員の仕事について話す「職員トーク」を開催したそうです。 大学職員の仕事を知る「職員トーク」を開催(出典:法政大学公式Webサイト 2011/06/22) 6月3日(金)と10日(金)の昼休み、市ケ谷キャンパス…

全国私立大学FD連携フォーラムが加盟大学向けにビデオオンデマンド講義を配信

high190です。 全国私立大学FD連携フォーラムという組織があります。これは在籍学生数が概ね8,000人以上の私立大学で構成しており、学生の規模や多様性の面で共通の課題を抱える中規模以上の私立大学が互いに持てる力を出し合い、FD(ファカルティ・ディベロ…

大学職員向けのEAP(Employee Assistance Program)プログラムが今後、広まりそうな予感

high190です。 東京大学が職員のメンタルヘルスケア支援プログラムを導入することになったそうです。 大学職員に求められるスキルは専門化しており、ストレス要因の構造を分析する必要がありそうです。 アドバンテッジ、東大職員のメンタルヘルスケア支援(…

2010年度 Greenhorn Network 第1回勉強会

high190です。 昨日は立教大学で行われたGreenhorn Networkの2010年度第1回勉強会に参加してきました。今回は3名の方から下記の発表がありました。 2010年度第1回勉強会のご案内(出典:Greenhorn Network) テーマ:「一度で三度おいしい。大学職員の業務発…

これから大学職員になる人のためのまとめ

high190です。 これから大学職員になる人が知っておくべき知識・資料等をいくつかリストアップします。また、学び直したい時にも使えるものも挙げたいと思います。※更新情報(2020/01/31)大学SD講座「大学の組織と運営」(2019)を追加 1.「大学教職員の基…

東大大学院大学経営・政策コースのWebサイトには有益な情報が一杯

high190です。 大学や高等教育機関の教職員を対象とした東京大学の専門職大学院「大学経営・政策コース」のWebサイトがリニューアルしていました。リニューアルは去年行われていたみたいなんですが、恥ずかしながら今まで気づかず。このブログは大学に関する…

大学コンソーシアム京都の大学職員共同研修プログラム

high190です。 立命館大学、龍谷大学、同志社大学などが加盟する大学コンソーシアム京都では、大学職員の共同研修プログラムを実施しています。 2010年度大学職員共同研修プログラムについて(出典:財団法人大学コンソーシアム京都 2010/01/19) 大学を取り…

りそな銀行員が立命館大学職員に出向、大学の経営ノウハウを伝える

high190です。立命館大学とりそな銀行が人材交流を始めたそうで、りそな銀行員が大学に出向して、銀行の経営ノウハウを大学に提供するそうです。 りそな銀行員が立命大“職員”に、銀行の経営ノウハウ伝授(出典:読売新聞 2009/09/23) 立命館大びわこ・くさ…