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Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

秋田公立美術工芸短期大学、平成25年度の大学改組に向けて専任教員10名を公募することを決定

high190です。
秋田市が設置する秋田公立美術工芸短期大学が、平成25年度の開設を目指して大学への改組を検討しており、専任教員10名は全国から公募することを決めたそうです。


秋田市が進める秋田公立美術工芸短大の4年制大学化で、専任教員10人が公募されることになった。能力のある人を全国から募るとともに、4年制の新美大をPRするのが狙い。年内にも募集する。ただ、最終的な決定と、公表は来年秋になる見通し。
市が設けた外部の大学教授らによる大学設置準備委員会が8月末に決めた。委員会はこれまでの3回の協議で、新大学の専任教員数を「39人を基本」と決定。現在の公立美短の専任教員29人は、新大学に移るのが基本のため、残り10人を原則公募で採用する。
対象となるのは教授、准教授、講師、助教で、担当する専門分野や、専門別の人数などについては未定。市は来春に文部科学省に新美大設置の認可を申請する予定で、この際に専任教員についても審査される。認可は来年秋の見通しで、その後に専任教員が明らかにされる。

秋田市では大学設置準備室を設けて、大学への改組に向けた検討を実施しています。

秋田県には秋田県立大学国際教養大学と既に公立大学が2つありますが、美術・工芸系であることから競合しないという目論見なのでしょうか。
いずれにせよ、大学を設置する以上は相応の教育が実施できる体制を整備することが求められますので、設置認可申請までにどこまで内容を詰められるのかが勝負です。
ちなみに四大化に向けた設置申請準備に就いては、財団法人日本開発構想研究所にコンサルティング業務を委託することが決定されています。耳慣れない方もいらっしゃると思いますが、日本開発構想研究所は内閣府国土交通省所管の財団法人で、大学設置に関するコンサルティング業務などを多く請け負っているシンクタンクです。今回四大化を検討している秋田公立美術工芸短期大学の設置時にもコンサルティング業務を秋田市より受託しています。


短期大学から四大化することで必然的に競合相手も変わってきますし、今までは意識していなかった4年制大学とも学生募集での戦いが生じる可能性もあります。また、教員資格審査の結果によっては、新たに教員を採用しなければなりません。
秋田県で3番目となる公立大学法人の設置に向けて、どのような大学ができるのか今から楽しみですね。