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Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

Amazonが電子書籍を活用した大学教科書の貸与サービスを開始。最大80%割引

high190です。
アメリカのamazonでは、大学の教科書を電子書籍で配信することによって、最大80%の割引を行うサービスを始めたそうです。
持ち運びにくい学術書などを電子書籍端末で読むことは、学生にとっても利便性の高いサービスといえます。


インターネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コムは18日、電子書籍の仕組みを使って大学で使う教科書を有償で貸与するサービスを同日から始めたと発表した。料金は紙の教科書の定価よりも最大で80%安く設定する。米国の教科書は重く値段も張るため、レンタル方式で電子書籍を提供する利点が大きいとみている。
同日から米国で、「キンドル・テキストブック・レンタル」を開始した。主要な教科書出版社が提供する数万冊をそろえ、利用者はレンタルの期間を30〜360日に設定できる。借りた教科書は同社の電子書籍端末「キンドル」のほか、パソコン、アマゾンが提供するアプリを搭載したスマートフォン(高機能携帯電話)などで読める。
レンタル期間は当初設定した日数を過ぎた後も1日単位で延長できるほか、購入に切り替えることも可能。教科書にメモを書き込んだり下線を引いたりすることができる機能も備えた。こうした情報はアマゾンのデータセンターに保存し、レンタル期間の終了後も閲覧できるようにした。
米国の大学で使う教科書の価格は一般的に日本に比べて割高なこともあり、中古品を売買する仕組みや紙の本をレンタルするサービスが発達している。アマゾンでは紙の教科書を売買するサービスが既に人気を集めている。新たに電子書籍のレンタルを始めることで競合サービスへの影響もありそうだ。

単に学生への利益供与だけではなく、Kindleの普及促進も狙っての施策だと思います。amazon.comにプレスリリースが掲載されています。

インターネットを介したサービスは、いかにしてデファクト・スタンダードを取るのかということが競争上の優位を獲得する際に大きなポイントになります。
タブレット端末では、iPadを始めとして各社がしのぎを削っていますが、良質なコンテンツとの親和性もデファクト・スタンダードの獲得には欠かせないものだと思います。ユーザー数を増やすという意味では、iPadなどのタブレット端末でも見られるようにする必要がありますが、自社の商品を販売することを考えると、そうした戦略は取りにくいかも知れません。
教育向けの電子書籍市場は大きな可能性を持っていると言えますが、果たして日本では今後どのような展開を見せていくのか注目ですね。