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Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

高校生の志望校選択、授業料の安さを重視している傾向がリクルートの調査で明らかに

Diary Research

high190です。
リクルート進学総研が高校生の進路選択に関して実施している「進学センサス」という調査があります。
今年度の調査を行ったところ、志望校選択にあたって授業料の安さを重視していたことが分かりました。


今年春に高校を卒業した大学生や浪人生らの3人に1人が、志望校を決める際「授業料の安さ」を重視していたことがリクルート(東京都千代田区)の調査で分かった。
調査は3〜4月、3月に高校を卒業した全国の男女を対象に行い、大学・短大・専門学校への進学者や浪人生ら1万882人から回答を得た。東日本大震災で被災した東北6県と茨城県の一部は震災の影響を考慮し、調査対象から除いた。
それによると、「進学関連費用への重視度」を問う設問では、33.2%が「授業料が安い」と回答。次いで、「奨学金制度が充実している」(26.8%)、「受験料の割引制度がある」(21.1%)、「特待生制度が充実している」(15.6%)などが続いた。
また、「『就職に有利』と感じるポイント」(複数回答)では、「企業への就職率が良い」が56.7%で最多だった。このほか、「就職活動のサポート体制がしっかりしている」(37.6%)、「大手・有名企業への就職実績が良い」(35.8%)などが挙がった。特に浪人生に「就職率」「大手・有名企業への就職実績」を重視する傾向がみられた。

調査結果の詳細がプレスリリースされています。

学費の高騰が志望校選びにも影響している可能性を示唆する結果です。
少し前のデータですが、文部科学省が私立大学の学生納付金等に関する調査結果を公表しており、あわせて河合塾でも調査結果の分析を行っています。

学費の減免を行っている大学は数多くあると思いますが、現在は学生生活ガイドなどに書いてあるだけというところも多いのではないでしょうか。
海外の大学の場合、大学公式サイトの中に「Financial Aid」という奨学金関係の情報を独立しているところが多いように思います。
日本の大学でも、手続き方法をWebなどで分かりやすく伝えるよう工夫するなどの対応が必要になるかも知れません。