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Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

名古屋・同朋学園の運営する3大学の統合計画が中止に

Diary

high190です。
愛知県内に同朋大、名古屋音楽大、名古屋造形大を設置する同朋学園は以前発表していた大学の統合計画を中止することを発表しました。
当初は2012年を目途に3大学を統合し、2つあるキャンパスを一元化する予定でしたが、計画は見送られることになったようです。


同朋大(名古屋市中村区)、名古屋音楽大(同)、名古屋造形大(愛知県小牧市)の統合問題で、3大学を運営する学校法人「同朋学園」は統合計画を中止することを決めた。学園は「十分なコンセンサスの形成に至らなかった」としている。名古屋市のホテルで14日に記者会見し、詳しい経過を説明する。
同朋学園の2009年度事業報告書などによると、少子化の影響などで私立学校の経営状況が厳しくなる中、3大学は12年度に統合する方針だった。しかし、学園は今回、文部科学省への新大学の設置認可申請を中止し3大学を現状のまま存続させることを決めた。統合後は名古屋造形大のある小牧キャンパスを当面存続させ、将来的に移転させる可能性もあるとしていたが、移転も凍結する。移転の可能性が明らかになって以来、地元からは「キャンパスを残してほしい」という声が上がっていた。

同朋学園のWebサイトにプレスリリースが掲載されています。

統合計画を発表した際の記事です。

統合計画の実施にあたり、新大学の設置認可申請を行う予定であったということですが、統合計画を白紙に戻さざるを得なくなったのと推測すると、いくつかのポイントが浮かんできます。

    1. 設置認可申請にあたって、大学設置基準や教員資格審査の問題などをクリアできていなかった
    2. キャンパスの移転が関係するため、地域住民への十分な説明が行えなかった

同一設置者間での大学統合ということで注目される事例だっただけに、これまでの経緯が記者会見でどのように語られるのかが気になります。