Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

鹿児島大学が開発している「宇宙焼酎」の原料が無事に帰還

high190です。
鹿児島大学が開発している、酵母と麹菌を宇宙ステーションに運び帰還したもので焼酎を仕込む「宇宙焼酎」。
原料となる酵母と麹菌が宇宙からの旅を終えて無事に帰還し、これから培養作業が始まるそうです。


「宇宙焼酎」の原料となる酵母とこうじ菌が宇宙の旅を終え、6日、鹿児島に帰った。鹿児島大では、栄養を含ませた寒天の培地に原料を移し、培養する作業が7日から始まった。順調にいけば、12月にも宇宙焼酎が売り出されるという。
計画は、鹿児島大の研究者や県内の焼酎メーカー12社などでつくる鹿児島宇宙焼酎ミッション実行委員会(代表=鮫島吉広・鹿児島大教授)が進める。
原料は、5月16日にスペースシャトル・エンデバーで打ち上げられ、国際宇宙ステーション「きぼう」に移されて宇宙の旅をした後、6月1日、地球に戻った。発案者の馬嶋秀行教授が米国のケネディ宇宙センターに出向き、受け取った。馬嶋教授は「無事帰ってきてよかった。ひと安心です」と話す。
試験管に入れられ宇宙に行った酵母とこうじ菌は計6種。大学で増やし、どんな変化をしているかを調べた上で、焼酎づくりに適したものが選ばれ、メーカーに提供される。培養を担当する玉置尚徳准教授は「宇宙を旅したロマンのある焼酎、早く飲んでみたいですね」と話した。

折しも宇宙飛行士の古川さんが宇宙に飛び立ったばかりですが、宇宙焼酎の原料が無事に帰還してこれから焼酎づくりが始まります。
順調にいけば今年の12月には発売されるそうですので、宇宙焼酎がどんな味なのかを確かめられるまで、あと少し時間が必要です。どんな味なのかを確かめるだけではなく、産学連携の成果としても早く完成してもらいたいですね。