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Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

京都造形芸術大学が妙心寺退蔵院と壁画新調に関して提携。大学院生、卒業生から絵師を選出

high190です。
京都芸術造形大学では、大学院生及び卒業生の中からふすま絵の絵師を1名選んで右京区にある妙心寺退蔵院のふすま絵を新調するプロジェクトをスタートさせるようです。


臨済宗妙心寺の塔頭(たっちゅう)・退蔵院(京都府右京区、松山英照住職)と京都造形芸術大(左京区)は24日、同大学院生や同大学で学んだ若手日本画家のいずれか1人を“絵師”に選んで、障壁画(ふすま絵)64面を新調する任務にあたらせる提携を結んだ。
同院の方丈(重要文化財)には狩野了慶が描いた障壁画64面が現存する。しかし400年以上前の作品のため傷みが進んでおり、普段は大半を蔵で保管している。障壁画を設置しなければ建物の耐震性が低くなるため、今回、代わりとなる障壁画を作ることにした。
3月下旬に絵師を選定。かつて寺社では、絵師を雇って生活面を保障する風習があった。これをまね、今回、選ばれた学生には64面が完成するまで、初任給程度の謝礼を毎月支払うことにする。
約2年半がかかる見込みで、この間、絵師には国内の禅寺を訪問させたり、場合によっては、退蔵院に住み込みさせたりして、より禅への理解を深め、創作に生かしてもらう考えだ。2013年秋の公開を目指す。
大野木啓人・同大学芸術学部長は「若者が生活費の心配をせずに創作に没頭する絶好の機会になる。文化財保護と日本画家育成の両方の目的も達成できる」としている。

400年以上前の作品の代わりになるふすま絵を作る・・・これは非常に意義のある仕事であると同時に、日本画家の育成にあたっても大切なことだと思います。芸術分野ではまだまだ徒弟制度的な部分もあるようですし、若者が創作に没頭できる環境を整備することで芸術ととこと向き合っていただきたいですね。