Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

留学生の視点を観光政策に活用@北見工業大学

high190です。


オホーツク総合振興局産業振興部は1月30日、外国人観光客の受け入れ態勢の強化や満足度向上などを目的とした「オホーツク観光地チェック」を市内6つの観光施設で実施した。北見工業大学の留学生が協力し、リストに基づいて必要な案内板や多言語表記の内容などをチェックし、改善へ向けた意見交換会を行った。
紋別を訪れる外国人観光客の目線から、案内板やパンレット、宿泊施設、レストランなどが使いやすく適切な表示かどうかを評価し、市や各施設などが改善に乗り出す際の参考資料として利用してもらい、リピーターの増加につなげていこうというもの。
チェックを行ったのは、機械工学や社会環境工学などを専攻している中国、韓国、アメリカ、フィンランドの留学生男女6人。事前チェックで、パンフレットやホームページを閲覧し必要な情報が掲載されているかを調べている。
最初に訪れた道立流氷科学センターでは、パンレットを手に取りながら厳寒体験室で流氷水族館などを見学した後、竜巻発生装置や展示室の多言語表記をネイティブの目線で念入りにチェックしていた。
昼食にホワイトカレーを食べたレストランでは、見た目とカレー味のギャップに戸惑った様子だったが「きれいで、食べるのがもったいない」「とても美味しい」などと全員に好評だった。
アラスカ州出身のエリン・マカレイさん(22)は英語の表記について「書かれている意味は理解できますが、いくつか文法上おかしな説明が見られました」とネイティブならではの感想を述べていた。


留学生の視点を観光政策に活かす、これは大学が果たすことができる国際貢献のひとつではないでしょうか。留学生は大学にとって、大きな力になるものです。もっと留学生たちの意見を大学にも反映させていってもいいのかも知れません。例えば、日本の大学のWebサイトは英語対応が遅れていると言われていますが、校閲に協力してもらうこともいいかもしれません。