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業界大手の大日本印刷が図書館向けの電子書籍貸し出しサービスを開始すると発表しました。
- 大日本印刷、図書館向けに電子書籍サービスを開始(出典:MSN産経ニュース 2010/10/04)
大日本印刷は4日、全国の図書館向けに、電子書籍の貸し出しに向けた総合的なサービスを開始すると発表した。図書館が持つ固有の資料の電子化のほか、蔵書の検索サービス、出版社からの使用許諾などを包括的に提供する。
大日本傘下の丸善と図書流通センターが、それぞれ大学図書館、公共図書館向けにサービスを担当し、販売する。図書館からは所有する郷土資料や、貴重書について、「電子化したい」との要望が多く、大日本は今後5年間で500館に導入し、20億円の売り上げを目指す。
大日本は、蔵書の電子化のほか、グループ会社が保有する学習用の実用書や問題集約5000タイトルを図書館向けに販売する。貸し出し検索サービスも、紙と電子両方で借りられるように新システムを構築する。
大学図書館にも電子書籍化の波が迫ってきましたね。さて、このような状況を受けて大学図書館がどう対応するかを考える必要があります。電子書籍化が進むと当然読むための端末が必要になってきます。どういう端末を整備するか、ということにも各大学の考え方が現れてくる訳です。
また、図書館職員に求められる能力も変わってくるでしょうね。ITスキルはもちろんのこと、クリエイティブ・コモンズとか著作権系の知識を強化することが必要になってくると思います。何でもそうですが、マルチタスク型の人材が必要とされてきているんじゃないかなと。