Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

福井県と女子栄養大学が提携。食育先進県をアピール

high190です。
福井県と東京の女子栄養大学が提携して、福井県食育先進県にするべく協力していくそうです。


県は栄養学教育で実績がある県外の大学と交流事業を始める。キーワードは「食育」と「健康長寿」。将来の管理栄養士に、福井の食文化と県産食材への理解を深めてもらい、「食育先進県・福井」を全国発信していく。
食育」に絡む県と大学の交流は初めて。管理栄養士の合格者数が日本一の女子栄養大(東京)と10月下旬に提携、交流開始を目指す。計画では数日間、学生10人程度を招待。県産野菜などを使った「地産地消」の給食を味わってもらい、伝承料理の調理実習や農業体験なども盛り込む。
このほか同大の学生食堂で、県産食材を使った独自の新メニュー「福井ランチ」を提供し、大学祭で福井県のPRブースを出展することも検討する。県販売開拓課は「福井の生の姿を知ってもらえるよう参加型の企画にしたい。福井の伝統野菜も知ってほしい」と意気込んでいる。
県は一般会計補正予算案に、事業費として約180万円を盛り込んだ。

女子栄養大学は管理栄養士の育成に関し、定評のある大学として知られています。福井県の食材といえば若狭湾で採れる越前ガニが有名ですね。両者が協力して食育先進県を目指すという今回の提携ですが、女子栄養大学の食堂で福井ランチが食べられるようになったりと、福井県の特徴が出るように色々と工夫しているようです。

(2010/10/27追記)
福井県のWebサイトにプレスリリースが出ていましたので紹介します。