Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

沖縄科学技術大学院大学の初代学長はスタンフォード大学教授に

high190です。
沖縄県国頭郡恩納村に設置が予定されている沖縄科学技術大学院大学の初代学長を、スタンフォード大学教授のジョナサン・ドーファン氏を選任する方針であるとの報道がありました。この大学院大学は世界的な研究拠点を目指しているだけに、初代学長に選ばれるのは著名な学者ということになりそうです。


沖縄科学技術研究基盤整備機構は8日までに、設立準備中の沖縄科学技術大学院大(沖縄県恩納村)の初代学長に、スタンフォード大教授、ジョナサン・ドーファン氏を選任する方針を固めた。9日に東京都内で会合を開き正式決定する。
ドーファン氏は南アフリカケープタウン大を卒業後、1976年、米カリフォルニア大アーバイン校で素粒子実験物理学を専攻し博士号を取得。89年からスタンフォード大教授に就任し、99年〜2007年には同大線形加速器センターの所長を務めた。
沖縄科学技術大学院大は12年の開学に向け準備が進められているが、学長の最有力候補だった同機構理事長でノーベル医学生理学賞受賞者のシドニー・ブレナー氏が学長に就任しない意向を表明。同機構はノーベル賞級の学者をリストアップして人選を進めていた。

ジョナサン・ドーファン教授のプロフィールがWikipediaスタンフォード大学のWebにありました。

昨日付で記者会見も行われたようです。「シリコンバレーを目指す」という発言はスタンフォード大学の人間ならではでしょう。

沖縄に世界的な研究拠点を構築することを目指す、壮大な取り組みの第一歩がスタートしました。
地元産業の技術革新、初等中等教育への波及効果も見込めるため、開学するのが楽しみな大学です。

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