Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

IPAが大学でのOSS教育実績を無償公開

high190です。
IPA情報処理推進機構)が大学などで実施した「OSSモデルカリキュラム導入実証事業」の資料などを無償公開することにしたそうです。


独立行政法人 情報処理推進機構IPA)は2010年5月31日、「OSSモデルカリキュラム導入実証事業」の報告書と、作成した教科書やスライド、テストなどの教材を公開した。実証事業ではオープンソースソフトウエア(OSS)に基づくソフトウエア開発やコンピュータの基礎知識、RubyMySQLでのプログラミングなどについて大学や専門学校で実際に実習や講義を行った。
OSSモデルカリキュラム導入実証事業」はIPAオープンソフトウェア・センター 人材育成ワーキンググループが作成したOSS教育のためのシラバスと学習ガイダンスである「OSSモデルカリキュラム」に基づき教材を作成し、実際に講義などを行う事業。
津田塾大学で「オープンソフトウェア入門」および「ソフトウェア開発法」、リナックスアカデミーで「MySQL入門」や「Rubyプログラミング入門」など、島根大学宮崎大学東京農工大学で「開発フレームワーク」、「C言語基礎演習」、「C言語応用プログラミング演習」、「ネットワークセキュリティ」、公立はこだて未来大学で「コンピュータアーキテクチャ」および「システム情報科学実習」についての授業を行い、教材を開発した。実施報告書では修了テストの結果や、受講した学生に対するアンケート結果などを掲載している。
報告書および教材はIPAオープンソフトウェア・センターのサイトから無償でダウンロードして使用できる。教材は「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 2.13」で公開しており、原著作者のクレジットを表示すれば自由に配布、改変できる。

こういう公開された資料を実際の講義で活用する教員はどのぐらいいるんでしょう。クリエイティブ・コモンズで公開される資料が徐々に増えてきていることからも、正しい使用方法なんかも上記Webサイトにリンクしておくといいのかも知れません。

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