Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

来年からiPadを学生に無償配布@名古屋文理大学

high190です。
5月28日に日本での発売が決まったiPadですが、早くも来年度から学生に無償配布する計画を立てている大学が現れました。


名古屋文理大(愛知県稲沢市)は14日、情報メディア学科に来春入学する学生全員に、米アップル社の新型携帯端末「iPadアイパッド)」を無料で配布すると発表した。講義資料のデジタル化や、学生と教員のコミュニケーション手段として活用する。
同大によると、国内の大学で学生にアイパッドを無料配布するのは初めてという。同科の入学定員は100人で、購入費用は約500万円。情報分野に力を入れていることをアピールし、受験者の増加にもつなげたい考えだ。
同科の学生はこれまで、米アップル社の多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」用のソフト開発を手掛けるなどしている。同学科長の長谷川聡教授(情報科学)は「学生の新鮮な発想を生かして、新しいソフト開発にもつながれば」と期待する。

大学のWebサイトに今回のプレスリリースが掲載されています。

名古屋文理大学の情報メディア学科では、学生がiPhoneアプリを作成し、公開するイベントなども行っています。
記事中にもあるように、iPadを活用してどのように今後の教育に繋げるかが課題でしょう。

それにしても、このブログでも過去に何回も取り上げているように、Appleの商品を大学で導入するか否かによって大きく取り上げられることが増えてきたように感じます。これまでの紙と鉛筆の教育を使った教育から、本当の意味で教育のデジタル化が浸透し始めてきているのかも知れません。教育のデジタル化に伴い、教育方法もこれからもっと変わっていくのでしょうね。

【過去記事】

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
にほんブログ村