Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

名古屋大学が日本初の地中図書館を建設予定

high190です。
名古屋大学が「キャンパスマスタープラン2010」を発表しました。
その計画には日本で初めての地中図書館の建設も含まれているそうです。


名古屋大は、将来に向けたキャンパス整備の指針となる「キャンパスマスタープラン(基本計画)2010」をまとめた。全国の大学で初の試みとなる付属図書館の地中化や、野依良治益川敏英両特別教授らのノーベル賞受賞を記念する「ノーベル賞通り(仮称)」創設などが盛り込まれている。
図書館の地中化は、30年後の長期ビジョンとして計画。現在は名古屋市千種区の東山キャンパスに立つ図書館を同所地下に新設する。地上を学生の集まる緑の広場にするとともに、地下鉄駅から地下通路で入館できるよう利便性を高める。
ノーベル賞通りは、本年度末の完成を目指し、すでに工事が進む。ノーベル賞受賞者の研究室が入る研究棟わきの300メートルの通路を愛知県の木「ハナノキ」の並木道にする。マスタープランにはこのほか、建物の高層化を進め、増えた空き地に樹木を植えて緑化を推進する構想も記されている。
名大は「環境配慮」や「グローバル&グローカル」などのキャッチフレーズを掲げ、2年前から基本計画の作成を進めてきた。基本目標や長期ビジョン、中期計画などで構成されており、6年後の2016年に見直す。

図書館 地下」でGoogle検索をかけてみましたが、書架や書庫を地下に配備している図書館は既にあるようですが、全てが地下というのは聞いたことがありません。
また、地下鉄の駅から図書館にダイレクトアクセスとは、近未来的な感じの図書館になりそうです。
マスタープラン2010を読んでみたところ、P.24に図書館の地下化についての記述がありました。

記事中には「日本初」とありますが、海外では地下の図書館が既にあるということですね。
少し調べたところ、アメリカ東海岸大学図書館についての記事が見つかりました。


この記事だけでは、どこの大学が地下に図書館を設けているのかは分かりませんが、地下を有効活用しようという発想があるようです。
歴史のある大学では、景観の保全もひとつの責任でしょうし、地下の活用方法を探ることも分かるような気がします。

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