Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

観光分野に関心のある学生を対象にした旅館でのインターンシップ

high190です。
ANA総合研究所では、観光分野に関心のある学生を対象とした旅館でのインターンシップを実施しているようです。


観光分野に関心を持つ大学生におもてなしの心や地方の文化を学んでもらうインターンシップ(就業体験)事業が、熊本県人吉市で始まり、城西国際大学(千葉県東金市)と甲南女子大学(神戸市)の学生計16人が、旅館で女将の仕事などを体験した。
関東や関西の大学と連携し、ホスピタリティー(おもてなし)や地域振興の講座を開いているANA総合研究所(東京)の主催。6日まで滞在し、農家民泊や外国人観光客の誘致などをテーマにしたフィールドワークに取り組む。
初日の3日は宿泊先の市内六つの旅館に分かれ、研修に臨んだ。人吉市上青井町の人吉旅館では、甲南女子大3年の木下智香さん(21)と仙田智美さん(21)、城西国際大3年の金敏慧さん(24)が“一日女将”に。3代目女将の堀尾里美さんの指導を受け、宿泊客へのあいさつ回りなどをした。
昨年まで兵庫県姫路市の観光親善大使を務めていたという木下さんは「自分の経験を人吉の観光振興に生かしたいと思い、参加した」と話していた。ANA総合研究所の担当者は「来年以降も継続して取り組み、地域振興のアイデアを提案していきたい」と話していた。

外国人観光客の誘致という点では、フィールドワークを通じて学生に体験してもらうことが重要です。個人的に面白いなと思ったのは「宿泊客へのあいさつ回り」を学生が担当するということ。お客様をもてなすということを、実際に体験できるのは貴重でしょうし、観光分野以外の仕事に就いてもこの経験が役に立つのではないでしょうか。
インターンシップで重要なことは、学生に実際の社会に出てもらうことで気付きを得させるということにあると思います。その気付きが深ければ深いだけ、インターンシップが成功しているかどうか分かるというもの。そういった意味では、インターンシップを泊まり込みで実施する方が、よりよい経験を生み出せるのかもしれません。

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