Clear Consideration(大学職員の教育分析)

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雪合戦を通したユニークな学生交流。山形大学が主催

high190です。
山形大学が雪合戦の大会を通した学生交流を企画しているそうです。
雪が多い地域ならではのイベントですが、学生も楽しみながら友達を増やせそうで、良い取り組みですね。


山形大は2010年2月、山形、米沢、鶴岡3市の4キャンパスの学生が参加する初めての雪合戦大会を米沢キャンパスで行う。場所が離れていて、普段交流できない学生同士が、大会を通じて触れ合うことなどを目指している。
大会は、「1チームの選手は7人、雪玉は90個」「雪玉で相手全員を倒すか、相手のフラッグを抜けば勝ち」など、国際的に通用する雪合戦の公式ルールで開催。米沢キャンパスにある工学部の100周年記念事業として行う。
1月下旬頃に各キャンパスの予選を行い、決勝は2月13日に開催。同日は、米沢市で行われる「上杉雪灯篭(どうろう)まつり」の期間中で、観光客らにも観戦してもらう予定だ。
同大によると、全キャンパスの学生が集まり、交流する大学行事はほとんどないという。大会実行委員会の朝比奈孝明代表(工学部4年)は「雪国らしいイベントで、6学部の学生が交流するきっかけにしたい。観光客や市民にも、学生の元気な姿を見てほしい」と張り切っている。

雪合戦は冬ならではの遊びですが、意外と戦い方が重要な遊びでもあります。
Wikipediaにも雪合戦の項目があるほど、全世界的にメジャーな遊びなんですね。

上記の記事によると雪合戦の由来は新潟県魚沼市が日本の発祥の地だそうな。

新潟県魚沼市には、「雪合戦発祥の地」の石碑が建てられている。その由来書きによると、越後守護の一族上条定憲と越後守護代長尾為景が争った際に、刀折れ矢も尽きてもなお、両者は戦いをやめず、雪を固めて投げ合ったことが由来とされている。

学校の校庭で行われるものから国際的なルールに則って実施されるものまで様々ですが、共通するのは冬の時期の代表的な遊びだということです。チームで協力して時期が限定されていることからも、学生交流のイベントとして活用するのはとても面白い取り組みですね。複数のキャンパスにまたがる大学の場合、こういったイベントがないと学生同士が顔を合わせる機会も早々ないでしょうし、学部対抗戦でそれぞれの学部の威信をかけて勝利を目指すのもいいですね。こういう形での学生交流もありだと思います。

ちなみにこの雪合戦は山形大学校友会の支援を受けて実施されるようです。

校友会が在学生の交流促進のために、事業計画として雪合戦を支援しているのも素晴らしいことだと思います。在学生の支援を行うことで愛校心を持ってもらうのも校友会の大事な仕事です。

雪国・山形ならではの学生交流の取り組み、どんな結果になるのかとても楽しみです。

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