Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

京都造形芸術大学と東北芸術工科大学が、明治神宮外苑に合同キャンパスを設置予定

high190です。
京都造形芸術大学東北芸術工科大学が合同で明治神宮外苑にキャンパスを設置予定だそうです。


京都造形芸術大学京都市)と東北芸術工科大学山形市)は来年7月、東京・港区の明治神宮外苑に合同キャンパス「日本文化芸術研究センター」=完成予想図=を新設する。世界の平和創造に役立つ研究開発を目指すという。
茶道裏千家家元の千宗室さんがセンター長に就任する。このほか、日本画家の千住博さん(京都造形芸術大学長)、批評家の浅田彰さん(同大学院長)、建築家の隈研吾さんらが設立準備委員としてセンター全体の構想に当たる。
学生だけでなく、芸術家、研究者、一般の社会人が集まり、環境問題など現代社会が抱える課題を長期的視点で解決する企画・研究プログラムや、茶の湯から現代アートまで文化芸術に関連する幅広いジャンルの社会人向け講座を設ける予定。
また、日本の自然と文化をモチーフに、子どもを対象にした教育プログラムも充実させていきたいという。浅田彰さんは「子どもこそが真のアーティスト。彼らの持っているポテンシャル(潜在能力)を引き出せるようなキャンパスを作っていきたい」と話している。

東北芸術工科大学×京都造形芸術大学 明治神宮外苑に「社会に開かれた文化芸術教育拠点」新設(出典:東北芸術工科大学WEBサイト)

来年の6月下旬に竣工予定だそうです。
「藝術立国」という共通の目標を持った大学同士が設立するこのセンター。記事を読む限りでは「連合大学院」とありますので、将来的には大学院の共同設置を視野に入れていると思われます。この場合、センターの建設費用は折半するのかな?と思っていて、協定の有無を調べていたら、この両校は姉妹校であることが判明しました。

これまでの友好関係をさらに発展させるための合同キャンパス設置なんですね。面白い大学間連携の事例だと思います。

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