Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

青山学院大学がiPhoneでの講義資料配信を開始

high190です。
青山学院大学iPhoneでの講義資料配信を開始しました。


青山学院大学は、iPhoneを使って学生に講義資料を配信する取り組みを開始した。iPhone用のコンテンツ作成・閲覧サービスを提供しているインフォテリアが10月15日に発表した。
iPhoneコンテンツの作成や配信を行うインフォテリアの「Handbook」と呼ぶサービスを使い、PowerPointやPDF形式の講義資料をiPhoneに配布する。紙の資料の配布や印刷を減らせるほか、学生に授業以外の時間にも資料を閲覧する機会を提供することで、講義内容の定着を図る。
これまでの講義では、教員が5〜10枚の講義資料のファイルをPowerPointなどで作成し、PDFに変換して学内のポータルサイトに掲載していた。だが、授業中に印刷した同じ資料を配ることもあり、無駄が生じていた。
青山学院大学社会情報学部では、研究や教育の促進を目指し、約550人の学生と教員にiPhone 3Gを配布している。iPhoneへの講義資料の配信は一部の科目に限られているが、今後は講義資料を配信する科目を増やしていく見通しだ。

私はiPhoneユーザーではないのですが、身の回りにも使っている人が徐々に増え始めてきています。
それはさておき、大学の授業とiPhoneは結構親和性が高いのかもしれません。講義資料を閲覧するだけなら、ノートPCよりも小型で扱いやすいですし、持ち運びも楽です。
これはiPhoneを学生に配布する青山学院大学だからできる取り組みですが、ペーパーレスの実現にはノートPCを持たせることよりもずっと効果があるのかも知れません。学生はiPhoneさえ持っていれば他に持っていくのは最低、紙とペンがあればいいだけですからね。
iPhoneの学生への配布は、当初その目新しさで話題になりましたが、今後は教育効果やコスト削減面から注目されるようになるのかも知れません。

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