Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学等の初の共同設置事例は早稲田大学と東京女子医科大学

high190です。

先日、昭和女子大学などの5大学が共同で教職大学院を設置しようとしたところ、就任予定教員の経歴詐称によって認可を取り上げたというニュースをお伝えしました。学部・大学院の共同設置事例は、早稲田大学東京女子医科大学が初めてということになりました。


文部科学省は31日、早稲田大と東京女子医科大の大学院が共同で設置する「共同先端生命医科学専攻」の設置届を受理した。08年の大学設置基準改正で、複数の大学が同一カリキュラムを編成し連名で学位を授与する学部・大学院の共同設置が可能となったが、新制度を利用した初のケースとなる。定員10人で10年度開設する。
文科省によると「先端医療機器部門」と「創薬再生医療研究部門」を設ける予定。
共同設置を巡っては、昭和女子大の准教授だった男性の経歴詐称が7月に発覚し、同大など5大学が来年度開設を目指していた共同教職大学院の計画が頓挫していた。

早稲田大学東京女子医科大学は距離的にも近いことから、これまでも連携していたようですが、今回共同で共同先端生命医科学専攻を設置を文部科学省に届け出たそうです。
初の共同設置事例となった訳ですが、距離が近い両校であればそれほど問題もなくスムーズに運営できそうな気がします。今後、キャンパス同士の距離が離れている共同設置事例も出てくると思いますので、そうした場合の教学対応をどうするのかなど、今後も共同設置事例からは目が離せません。

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