Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学の労務管理・人的資源管理ってどうなってるんだろう

high190です。
ふと思ったことなんですが、このブログをご覧になっている読者の方々、残業についてはどう考えていらっしゃいます?
「残れば残業代が付く」「時間外に持ち越すことは効率が悪い」「労基上良くない」など色々な意見があると思います。

逆に雇用者としての大学が労務管理・人的資源管理をどう考えるのかということは、人件費支出の割合が学校経営の大部分に関係していることからも、とても大切な視点ではないでしょうか。

これとはちょっと違うのですが、Webで面白い記事を見つけたのでご紹介します。

しかし、「給与のアップを交渉しても断られてしまう」というのは、あなたはそこで断られるぐらいの評価であるという意味でしょう。「給料をいくら欲しい」と社員に言われて、経営者が「そんなに出せません」と答えるのは、普通に考えれば、「それ以上出さなくてはいけないなら、あなたを雇わない」というメッセージです。

寝る間も惜しんで仕事をしても、給料が上がらない。この捉え方について、渡邉美樹さんは「会社に貯金する」という言葉で説明しています。

上司も人間ですから、給料や評価について事あるごとに言ってくる部下には、どうしても構えてしまうでしょう。反対に、そういうことを全く言わない部下に対してはつき合いやすいと感じるものです。そうすると、お金のことを口にしない部下はますます“貯金”が貯まっていくのです。

こういうのって組織を生き抜いていくための重要な“知恵”ですよね。組織で階段を上るための必要な資質といえるでしょう。
しかし、反面労務管理や人的資源管理の視点から考えるとどうでしょうか?貯金の仕方も色々考えなくてはなりません。業務の効率化と人件費負担の軽減を目指すには、勤務時間中にいかに仕事を効率良く進めるかということにあります。逆に膨大な仕事量を勤務時間中に仕上げられるスキルが必要なんですね。そういった意味では、残業をしないということも自分自信のスキルを高めることに対する貯金になります。
大学では部署によって業務量に差があると言いますが、忙しい部署ほど定時で帰れるようなソリューションを常に考えておく必要があるんですよね。忙しい仕事を時間がかかるやり方でずっと処理するのではなく、全く異なる切り口で仕事にアプローチすることも大切なんだと思います。

今日は思わず自戒を込めたエントリになってしまいました。自分に対しての貯金をもっと貯めたいものです。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
にほんブログ村