Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

中央大学構内で教授の刺殺事件が発生

high190です。
中央大学構内で教授とみられる人物が刺殺される事件が発生しました。
ご冥福をお祈りいたします。


静かなキャンパスで起きた突然の凶行。14日、中央大理工学部の高窪統(はじめ)教授とみられる男性が刺された東京都文京区の同大後楽園キャンパス入り口は鉄扉が閉じられ、門の外では学生たちが不安そうに様子をうかがっていた。
事件があった1号館の近くにいたという理工学部精密機械工学科1年の男子学生(19)は、パトカーと救急車がサイレンを鳴らしながらキャンパス内に入ってきたのを見て、異変に気づいた。
「1号館は中に入れない状態で、警察官が『4階で教授が刺されたらしい』と話していた。まさか大学でこんなことが起きるなんて……」と心配そうな表情を浮かべた。この学生によると、1号館の4階には、実験室や教授の研究室があり、自由に出入りができるという。
高窪統教授について、この日の講義を受講する予定だった電気電子情報通信工学科3年の男子学生(20)は、「半導体のことを熱く語る先生。恨まれるような人ではないので信じられない」と驚いた。
同大の男子大学院生(23)は、「実際の年齢よりも見た目は若く、講義ではまじめで熱心に話す印象があった。以前、試験中に不正をした人がいて、厳しくしかっていたと聞いたことがある。そんな先生が被害にあったなんて信じられない」と話した。
新年度から高窪教授の研究室で学ぶことが決まっていた同学科3年の男子学生(21)は、「まさか亡くなってしまうなんて。授業は分かりやすく丁寧だった。これから先生のもとで学ぶのを楽しみにしていたのに……」と言葉を詰まらせた。

大学という場所の特殊性として、誰でも出入りができるということがあります。
つまりは不特定多数の人物が出入りできる環境にあるわけで、そういった意味では危険な場所とも取れます。しかしながら、教育の場が物々しくなるような警備体制を敷くのも問題がありますし、セキュリティと学問の自由の両立はなかなか難しいです。
いずれにせよ、事件が早期解決に向かうことをお祈りします。

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