Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

今度は同志社大学の女子学生が大麻所持で逮捕。社会としての抜本的な対策は

high190です。
昨日は慶應義塾大学の学生が大麻所持により逮捕されたことに対する文部科学大臣のコメントについて、記事を書きました。
そこでも書きましたが、これはもはや大学単体の問題ではなく、社会全体の問題として取り組まなくてはいけないレベルの事件ではないのかと私は考えています。

また大麻所持によって学生が逮捕されました。今度は同志社大学の女子学生とのこと。


京都府同志社大学の女子学生が、自宅に大麻草を隠し持っていたとして、逮捕・起訴されていたことがわかった。
大麻取締法違反の罪で逮捕・起訴されたのは、同志社大学4年の西田千乃被告(22)。
兵庫県警の調べによると、西田被告は2008年8月と9月、兵庫・神戸市内の自宅に、大麻草あわせて3グラムを隠し持っていたとされる。
西田被告は「神戸市内のアルバイト先で、ブラジル人から手に入れた」と供述している。
同志社大学は「驚いている。遺憾だ」とコメントしている。
同志社大学の学生は「最近、慶応(大学)とかもそうだったし、ちょっと乱れてますよね」、「同じ学生として、そういう事件で名前が出てしまうのは恥ずかしい」などと話した。
大学生による大麻事件では、2008年5月に関西大学の学生が、また10月には、法政大学と慶應大学の学生も逮捕されている。

東西の大学でこうした事件が発生するということは、もはや問題は全国的なものであり、どの大学においても起こりうることです。
つまり各大学が大麻等の薬物に対する注意喚起をするだけではダメで、もっと社会全体が問題に対応しなければならないことだと私は考えます。学校は文部科学省が所管ですが、外国人から薬物を購入するケースが多い以上、外務省や警察庁、入国管理局等と連携を取っていく必要がありますし、大学生のみならず初等・中等教育段階から薬物の危険性について教育する必要が出てきます。この問題は一過性のものではなく、今後においても若年層の問題として社会的な取り組みが必要になります。

特に流通ルートの解明は早急に着手しなければならない問題です。

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