Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

レジ袋の有料化は大学から始まっている。

high190です。
これまでこのブログでもお知らせしてきた大学によるレジ袋有料化、省エネの取り組み。
大学生協を中心に、少しずつ広がりを見せてきているようですね。


従来の名古屋市緑区に加え、東部7区(千種、昭和、瑞穂、南、守山、名東、天白)に4日から拡大したレジ袋の有料化。全国最多の635店が参加し、大学生協やクリーニング店など業種のすそ野も広がった。市内で使うレジ袋の6割削減を目指し、来年4月には全市に拡大するが、書店やデパートなどは慎重姿勢を崩していない。
4大学の生協19店でも、この日から有料化がスタート。千種区の名古屋大の売店では、お昼時にレジに並んだ学生の大半がレジ袋を断り、おにぎりや飲み物をそのまま持ち帰る姿が目立った。
2年生の女子は「バイト先のスーパーも有料化しているので」と違和感はない様子。辞退率は9割と予想以上で、小野孝臣副店長は「学生のうちから習慣づければ、有料化していない店でもレジ袋をもらわなくなる」と教育効果に期待する。
一気に参加店が増えたのがクリーニング業界。全業種の参加店の4割に当たる267店が加わり、スーパーもしのぐ。県クリーニング生活衛生同業組合の武笠成久事務局長は「もともとクリーニングに出す服を紙袋に入れて持ってくるお客が多い。引き取り時に紙袋を再利用できないか考えたい」と話す。
業種によっては“ハードル”もある。有料化地域に5店舗を展開する三洋堂書店は「レジ袋に入れないと、買い上げた本を万引と間違える可能性がある」と参加を見送った理由を説明する。
有料化地域で唯一のデパート、三越星ケ丘店(千種区)も参加しない。食品が中心のスーパーと異なり、高級衣料を多く扱い、紙袋にステータスもある百貨店業界は「有料化は困難」との立場だ。
市は小売り業界のリーダー、百貨店が加われば、レジ袋削減運動に弾みがつくとして、食品売り場のレジ袋に限って有料化を呼び掛けたが、三越は「代わりに無料の手提げの紙袋がほしいという消費者が増えると予想される」などとして、栄店(中区)も含めて参加予定はないという。
コンビニ店についても、業界団体の日本フランチャイズチェーン協会が「通勤通学の途中など衝動買いが多く、マイバックを持参しての来店は期待できない」などと有料化に反対している。

学生のうちから習慣づけることが重要。
確かに色々な取り組みをするのも大切ですが、最も重要かつ難しいのは人々の意識改革だったりするんですよね。
いくら改革の旗手がいても、たくさんの人を動かせないようではせっかくの取り組みももったいないですよね。
ただ、百貨店・フランチャイズチェーン協会の言い分も経営的に見ればもっともなことです。折衷案としては、利用者の啓蒙をしつつじっくり浸透を図っていくということが一番いいような気がしますがどうでしょうか。

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