Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

立教大学の学生が立教ブランドのケーキを考案。

high190です。
立教大学の学生が大学発の地域ブランド商品として、立教ブランドのケーキを考案したそうです。
名前は立教大学の英文名称にちなんで「セントポール」になったそうですよ。


立教大学(豊島区西池袋3)の学生が大学発の地域ブランド商品として、校舎にちなんだシフォンケーキセントポール」(立教大の通称)を地元ケーキ店と考案し、販売を始めた。
手がけたのは経済学部経済政策学科2年の吉田旭宏さん(21)らゼミ仲間5人。ゼミに入る前の予行演習として、今年2月から大学イメージを利用したブランド商品の開発を始めた。開発商品は、幅広い年代に手に取ってもらえる菓子類が適当としてケーキに絞り、大学イメージを探るリサーチも実施した。
立教大はツタの葉が絡まる校舎が有名で、テレビや映画のロケによく利用される。取り上げられた雑誌記事などで人気の理由を分析した結果、「日本有数の赤レンガの校舎群が持つ伝統感と季節感」と判断。7月から地元ケーキ店「ラ・ファミーユ」(西池袋2)と試作を重ねて完成した。
シフォンケーキの生地は、伝統のシンボルである校舎レンガにあわせて茶色。季節ごとの表情を見せるツタの葉をイメージし、生地には春らしい黄緑色のピスタチオ、夏の新緑に模したよもぎ葉を混ぜて季節の移り変わりを表すマーブル模様にした。
ケーキはラ・ファミーユで今年度いっぱい販売される。吉田さんらは「池袋の目玉としてずっと販売されるよう、自作のフリーペーパーなどで宣伝して街を盛り上げたい」と話している。

お店を調べてみたら見つかりましたけど、セントポールについては特に情報がありませんでした。

色や素材にもこだわったケーキみたいですね。立教大学に対するイメージ「日本有数の赤レンガの校舎群が持つ伝統感と季節感」を分析して、ケーキに反映させるのは面白い試みだと思います。どんな大学にも校風やスクールカラーがあり、似通ってはいてもひとつとして同じものはないのではないでしょうか。
大学にとって校風というものは、ブランド価値の源泉になる大事なものです。そこを追求していかないと数多くの私学が存在する中で独自性を発揮していくことはできません。
また、大学発の地域ブランド商品は大学のみのイメージアップだけでなく、地域にとっても効果は大きいですよね。大学のネームバリューって地域にとっては案外大きく、地名や駅名などに大学名が用いられることもそのことを裏付けるものです。
ケーキから始まる大学発のブランド戦略。おいしくもあり、広報的でもある面白い取り組みですね。

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