Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

流通科学大学が「こうべ・せとうち学」を開講

high190です。
流通科学大学が「こうべ・せとうち学」という地域特化型の講座を開講するそうです。
神戸という街は歴史的・文化的に観光に適した都市であり、学官融合の先進事例として注目を集めそうです。

流通科学大学(神戸市)と国土交通省神戸運輸監理部(同)が来年9月、神戸や瀬戸内海沿岸の観光などを学ぶ講座「こうべ・せとうち学」(仮称)を同大で開講する。
観光に携わる人材を「学官共同」で育成する試み。サービス産業学部1年生に、同大教員や運輸監理部の職員が、地域の文化や観光資源、観光政策について講義する。
神戸運輸監理部の伊藤政美企画課長は「観光立国推進に向けた学官共同のリーディングケース。神戸を観光人材の供給地にしたい」と意気込んでいる。

本学と国交省神戸運輸監理部は9月11日、観光に携わる人材の育成を目指して連携協定を結びました。神戸港と、瀬戸内沿岸地域の歴史、海運、生活文化、流通などを観光資源として学び多彩な視点で地域を見る「こうべ・せとうち学」(仮称)を、2009年後期(9月)から本学サービス産業学部で1年生を対象に開講、15回の講座のカリキュラム作成や講師派遣について同監理部の協力を仰ぐという内容です。
神戸市中央区の同監理部で行われた協定書交換式で、石井淳蔵本学学長と田中護史同監理部長が協定書を交換して固く握手、石井学長は「今回の学官提携は願ってもないこと。協力し合って優れた人材を育成したい」と抱負を述べました。

神戸というと修学旅行で一回行っただけなんですけど、とてもいい雰囲気の街だという印象があります。
観光を軸とした学官連携というスタイル、企業との連携だけではなく行政との連携も大学にとっては今後の課題になってきます。
政府としてもアジアゲートウェイ戦略会議を創設したり、観光立国をうたっている以上、人材育成を目的に大学と連携するのも理にかなっています。
今後も同様の取り組みが増えてくるのではないでしょうかね。流通科学大学にはリーディングユニバーシティとして積極的に情報を発信していってもらいたいと思います。

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