Clear Consideration(大学職員の教育分析)

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北海道大学が洞爺湖サミット開催を記念してサステナビリティ・ウィークを開催

high190です。
北海道大学洞爺湖サミットの開催を記念して、サステナビリティ・ウィークを開催するそうです。

地球温暖化対策として「持続可能な社会の実現(サステナビリティ)」をテーマに、北大が三十を超える国際シンポジウムや市民講座を集中開催する「サステナビリティ・ウイーク」が二十三日、開幕した。皮切りとしてシンポジウム「持続可能な低炭素社会を求めて」が、二十数カ国の研究者九十人を含む三百人が参加し同大学術交流会館で行われた。
同シンポは「地球環境の科学的検証と予測」「共生・公正・成長のバランス社会の構築」などの四テーマについて同日夕まで、研究者十人が現在の地球環境の報告や必要な技術革新や社会変革、感染症対策を語り合う。
シンポの冒頭、北大の佐伯浩学長が「北大は札幌農学校以来、サステナビリティに関して先進的な研究を行ってきた。その蓄積を世界に発信したい」とあいさつ。続いて、気候変動に関する政府間パネルIPCC)の第三次評価報告書代表執筆者を務めた石広玉・中国科学院大気物理研究所教授が、世界や中国での気候や環境の変化について報告した。
同ウイークは北海道洞爺湖サミットを記念して七月十一日まで十九日間開催。二十五日には、地球温暖化で起きる問題について市民と「今何をすべきか」を語るシンポジウム「地球温暖化〜科学者からのメッセージ」を行う。世界の主要大学の学長らが一堂に会する世界初の「G8(主要八カ国)大学サミット」も二十九日から開催。「地球規模での持続可能な社会づくりと大学の役割」を議論し「札幌サステナビリティ宣言」を採択する。

洞爺湖サミットではG8の主要大学学長が一同に会するイベントも企画されています。

サステナビリティについて、研究協力の話などがサミット開催中も議論されることが予想されますが、サミットに先立って北海道大学の威信を示す?絶好の機会だというわけですね。海外の大学学長が日本に一同に会する機会は、今後もなかなかないでしょうし、北海道で行われるとなるとさらに難しくなることが予想されます。自分達の研究基盤がどのようなものなのかを示すには、現地での開催が一番有効です。サステナビリティ・ウィークの成功によって、北海道大学の威信が保たれる?ことを期待しています。

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