Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

ハーバードの調査いわく、禁煙と肥満は伝染するらしい

high190です。
すみません、私ことhigh190は喫煙者です。私の一日の喫煙量はだいたい一箱の半分ぐらいですが、考えが煮詰まった時なんかに、ふと考えをめぐらせたりすることができるのでタバコが好きです。

あと、喫煙者同士のいわゆる「タバコトーク」って結構重要な情報が得られるんですよね。もちろん、健康的な害などを考えるとタバコは看過できるものではないのですが、そんな利点もあると思ってます。

今日はタバコに関連するハーバードの面白調査を紹介します。

禁煙は喫煙の習慣と同様、人から人に伝染するという研究結果を米ハーバード大学医学部の研究チームがまとめ、22日の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。研究チームは昨年、肥満は人に伝染するという調査も発表しており、禁煙にも同じパターンがあることが分かった。
研究は米国立老化研究所の助成で実施され、ボストン郊外に住む1万2067人の健康状態を1971年から2003年にわたって継続調査した記録を分析。調査書に書かれた家族、同僚、友人などの記載から人間関係を割り出し、喫煙習慣との関連を調べた。
その結果、喫煙者は配偶者や友人、同僚が禁煙すると、同調して禁煙する傾向が強まることが判明。関係が近いほど影響も大きく、配偶者が禁煙した人の喫煙率は67%低下し、友人の場合は36%低下していた。同僚や兄弟でも同じ傾向が見られた。
しかも禁煙は仲間うちで広がる傾向があり、喫煙者集団を無作為に抽出調査した結果では、グループ全員が非喫煙者になり、喫煙を続けていると集団の隅に追いやられてしまうことが分かった。
この論文を執筆したハーバード大学医学部の医療社会学者ニコラス・クリスタキス氏は昨年、カリフォルニア大学の研究者と共同で、肥満は感染症のように人から人にうつるという研究結果を発表している。今回と同じ記録を分析して交友関係と肥満との関連を調べたところ、1人が太ると親しい友人も太る傾向があることが分かったという。

「類は友を呼ぶ」ってのは、科学的な根拠があるんですね。むしろ、経験的に蓄積されてきた知はある程度の実証を経ていることから知らず知らずのうちに根拠が出来上がってくるのかも知れません。

それにしても面白いのは禁煙する人がそばにいると、禁煙する人が増えるという調査結果。意思の固さが・・・とか何とかいいますけど、ぶっちゃけた話、共感できる人間が傍にいた方が効果があるってことですね。これは色んなことに共通するものだと思います。

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