Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学生に広まる大麻汚染

high190です。
色々なメディアで既に取り上げられていますが、関西大学の学生が学内で大麻を販売していたという理由で逮捕されたそうです。

関西大学大阪府吹田市)の学生らが大麻を所持していたとして、大阪府警薬物対策課などは15日、同大学工学部4年・市川聖(さとる)容疑者(24)(同市千里山松が丘)ら3人を大麻取締法違反(営利目的所持など)容疑で現行犯逮捕した、と発表した。市川容疑者は「関大の千里山キャンパスなどで、約3年間に在学生や卒業生を含む約40人に売りさばいた」と供述しており、府警は購入者についても同法違反(譲り受け)容疑などで立件する方針。
発表によると、3人は5月8〜12日、それぞれの自宅で乾燥大麻2〜100グラムを所持し、更家容疑者は自宅の押し入れで大麻草15本の栽培もしていた疑い。
府警によると、3人は趣味のスケートボード仲間。市川容疑者は約5年前から大阪・ミナミで外国人らから入手して吸引していたが、約3年前から金を稼ぐ目的で転売を始め、携帯電話で注文を受け、仕入れ値に約1割を上乗せした1グラムあたり5000〜8000円で売っていたという。
調べに対し、市川容疑者は「キャンパスは夜間も出入りでき、警察のパトロールもないので安心だった。白昼、学内で購入した学生らと一緒に吸うこともあった」と供述している。
関西大では、2006年7月、脱法ドラッグを服用した男子学生(当時19歳)がマンションから飛び降り、死亡する事故があったほか、昨年1〜2月には別の男子学生が大麻覚せい剤取締法違反容疑で奈良県警に逮捕されている。

若者に蔓延する「大麻」問題(2007/12/09)

今回の関西大学だけではなく、若年者への大麻汚染は確実に広まっています。このようにニュースで話題になるということは、水面下ではかなり広範囲において若年者へ大麻が蔓延している可能性が高いのではないかと思われます。
ただ、今回の事件で非常に残念なのが大学キャンパスは警備面でも非常に手薄で、犯罪の温床になりやすいことが分かってしまったということです。もし、今の世代の学生達に大学の自治が曲解されてしまっているのだとしたら、正しい方向へ導く必要がありますし、大学としても犯罪に対しては断固たる態度で臨まなければならないと思います。

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