Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

京都大学が作成したアジア向け紹介メディア。何でDVD?

high190です。
京都大学がアジア向けの紹介メディアを作成したらしいのですが、媒体がDVDなんだそうです。YouTubeに講義を公開するぐらい、オープンに活動している京都大学ならば、いっそのことYouTubeに掲載すればよかったんじゃないかと思うんですが、その辺はどうなんでしょう?

世界の有力大学が教育・研究を競う中、意欲的な学生を世界から集めようと、京都大が大学情報の発信を強化している。つながりの強いアジアでアピールするため、英語だけでなく中国語、ハングルで京大を紹介するDVDを製作した。京大出身者のネットワークを生かした学生募集も計画している。
京大は理念とする「地球社会の調和ある共存」に向け、さらに多くの学生を世界から迎える必要があるとし、2009年までの重点事業アクションプランで、学生募集の強化や奨学制度の充実を打ち出している。
留学生の半数以上を中国、韓国出身者が占め、今後も中心になるとみられるため、大学ホームページに英語とともに中国語、ハングル表示のボタンを設け、大学紹介DVDも製作した。DVDは湯川秀樹朝永振一郎から続く世界レベルの研究について、iPS細胞(人工多能性幹細胞)や霊長類学などを例に紹介。「自由の学風」を築いてきた歴史や京都での生活を紹介する。DVDは海外の学会などでも活用する。
また、尾池和夫総長が議長を務めるAEARU(東アジア研究型大学協会)や、京大も参加するAPRU(環太平洋大学協会)の加盟大学への情報提供にも取り組む。大学を世界にアピールする機会となるAPRUの学生会議を、来夏に京大で開くことも決まった。
さらに、中国で活躍する京大出身の研究者でネットワークをつくり、学生募集に生かす。清華大、復旦大などで要職にいる研究者を顧問に迎えた会議を年度内に開き、日中をつなぐ協力体制をつくる。

YouTubeOpenCourseWareの位置づけだから、大学の紹介はあくまでも別であるということなんでしょうか。せっかくなので、YouTubeにも中国語とハングル語の大学紹介映像を掲載することも意義があるのではないでしょうか。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ