Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

財務省税関研修所がオーストラリアのキャンベラ大学と連携体制を構築、について

high190です。
財務省の税関研修所がオーストラリアのキャンベラ大学の関税消費税学センターと人材育成・研究で連携していくことが発表されました。
いまひとつ馴染みのない名前の大学ですが、関税や税関制度を専門的に研究しているユニークさと水際での安全管理に定評があることから連携することの運びとなったようです。

財務省は22日、税関職員の教育を受け持つ税関研修所(千葉県柏市)が豪州キャンベラ大学の関税消費税学センターと人材育成や研究で連携すると発表した。講師の相互派遣や共同のセミナー開催などが柱。税関研修所が国内外の教育研究機関と連携するのは初めて。24日に同省内で覚書に署名する。
キャンベラ大センターは関税や税関制度を研究する世界でも珍しい機関で、特に水際での安全管理について研究が進んでいるという。同センターから講師を受け入れて税関職員の研修に役立てるほか、日本の税関のノウハウを伝えるため人材を派遣する。途上国の税関向けの日本の技術支援についても、同センターの研究資産を生かしたい考え。

珍しい研究機関であると同時に、実践的な部分が評価されているんですね。税関というのは、まさに水際の仕事であることからこうした提携によって、能力を高めていく必要がある訳です。大学側としてもユニークな研究が評価されたんですね。

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