Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

防災教育で東北福祉大学と神戸学院大学が協力体制を構築

high190です。
震災は忘れた頃にやってくる、といいます。自然災害に対して人間は無力なものです。だからこそ、常日頃からの備えが重要だという先人の教えですね。そうした意味では大規模災害を経験した地域の持つ経験が非常に重要です。
兵庫県神戸学院大学宮城県東北福祉大学は、防災教育で協力体制を構築しました。

近い将来の発生が予想されている宮城県沖地震に備えた取り組みを進める東北福祉大仙台市)と、阪神大震災を経験した神戸学院大(神戸市)は11日、防災教育やボランティアで協力する協定を締結した。両大によると、防災教育などの大学間協定は全国でも珍しいという。
東北福祉大で行われた調印式には両大学の関係者ら約20人が出席。
災害発生時にボランティア活動で協力するほか、教員や学生を講座へ相互に派遣。防災教育の研究も共同で進める。市民も参加できる防災講座を両大学に設けるほか、子ども向け防災教材などの共同製作も目指す。
調印式で東北福祉大萩野浩基学長は「お互い知恵を絞りながら、地域貢献に役立っていければと思う」と話した。
神戸学院大の岡田芳男学長は「震災の時は助けていただいた。両大学の学生や教員の交流をより深めて、遠く離れた大学同士でもうまくやっていけることを示したい」と抱負を語った。

神戸は阪神淡路大震災、宮城は宮城県沖地震をそれぞれ経験しています。自然災害は防ぎようのないものですので、今後の発生に備えて過去の知識を蓄積しておくことが大切ですね。

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