Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

国内の大学Webサイトでページランクが低下

high190です。
Googleでは「PageRank」という被リンク数が多ければ多いほど、Webページとしての価値が高いという独自の評価指標を用いています。要はPageRankが高いページほど、Web上で価値のあるページとして検索結果の上位に表示されるということです。
ところで国内の大学で一番PageRankが高いのは慶應義塾大学でランク9だそうです。やはり被リンク数が多いことが影響しているんでしょうね。SEO/Webマーケティングを実施している株式会社ディーボが、国内大学のPageRankを調査したところ、1月の調査結果に比べて60大学がPageRankが下がっていることが判明したそうです。

グーグルによるWebサイトの重要度評価「Googleページランク」(10段階)が2月末に変動し、日本の大学755校のサイトうち62校でページランクが1―3段階落ちた。大学サイト全体の平均値は5.02で、変動前の5.09より低下した。検索エンジン最適化(SEO)サービスのディーボが調査した。
Googleページランクは、評価対象のサイトに対してどれだけのリンクが張られているか、リンクを張っているのはどのようなサイトか、といった情報をもとに算出する。グーグルの検索サービスにおける表示順序と関係し、サイトの知名度を高めるための指標となっている。
今回の変動では立教大学(6→5)など60校で評価が1段階下がったほか、奈良女子大学は2段階(6→4)、愛知工業大学は3段階(6→3)落ちた。一方、電気通信大学(6→7)など14校では評価が上昇したが、平均値を押し上げるまでには至らなかった。
最も評価が高かったのは、前回に続き慶應義塾大学(9→9)で、東京大学(8→8)がこれに次いだ。そのほかページランク7が17校、同6は151校、同5は426校、同4は148校、同3が11校だった。
調査を実施したディーボによると、Googleページランクは従来1年に4回程度更新されてきた。2008年はすでに1月に一度更新されており、こうした短期間における更新は予想外のできごとだという。

被リンク数といいますが、具体的にはどのような評価指標なんでしょうかね。調査方法は企業秘密でしょうから、当然外に漏れることはないだろうと思いますが。ただ、検索結果上位に表示されるためにはある程度のテクニックも必要なようです。

最近ではほとんどの大学がWebサイト構築を外部業者に委託しているでしょうから、業者を通してアクセス解析結果などを取得しているんでしょう。ライバル校とのPageRank比較を行ってみると、様々な点で面白いかも知れませんね。

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