Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

合否判定に漢字検定を採用

高校時代に漢字検定を受けたことがあるhigh190です。
確か高校3年生の時だったと思いますが、同じクラスの友達と自分の漢字力を図るために受験しました。1回目はほとんど準備をしなかったため、合格点にわずかに届かず不合格。2回目は友達とも念入り?に準備をして見事合格。それまではあまり検定試験を受けていなかったので、合格証書をもらった時はちょっと嬉しかったです。ただ、最近ではほとんどPCを使って作業しているもので、読みはできても書けないという悲しい状況に陥っています。せめて人並みにはできるようにしたいとこです。
さて、そんな漢検ですが、最近では大学・短大の合否判定としても活用されているそうです。

全国の4割近くの大学・短大が今年の入試で、漢字能力検定(漢検)を合否判定の基準に使ったことが、「日本漢字能力検定協会」(本部・京都市)の調査でわかった。
アドミッション・オフィス(AO)入試や推薦入試で利用する大学が多く、同協会は「学生の基礎学力を確かめる一つの指標として活用されているようだ」と分析している。
調査は、全国すべての大学・短大計1190校を対象に昨年10〜12月に実施した。このうち37・3%に当たる445校(大学272校、短大173校)が、入試の合否判定に利用していると回答。175大学が推薦入試に取り入れているほか、131大学がAO入試で活用していた。短大では131校が推薦入試で、63校がAO入試で使っていた。

確かに読み書きは学力の基礎中の基礎です。そういった意味ではAO入試での大学合格者が増えている状況から、漢検を活用する大学が増えるのは当然と言えば当然なのかもしれません。ちなみに、最近では漢検CBTなんていうものもあります。CBTとはComputer Based Testingの略。受験しやすくなっているのも、採用する大学・短大が増えている要因のひとつなのかも知れませんね。

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