Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

早稲田大学大学院がイスラム金融の講座を開設

high190です。
国の文化や制度によって、銀行というものの存在は変わってくるもののようです。ちなみに日本で銀行が初めて出来たのが明治時代。第一国立銀行というものが日本における最初の銀行だと言われています。創立者は渋沢栄一で、渋沢がフランス・イギリスに渡英した際にあちらの制度を学び、日本に持ち込んだといわれます。
さて、早稲田大学大学院ファイナンス研究科がイスラム金融の講座を開設することになりました。イスラム銀行?という言葉に馴染みがない方もいらっしゃると思いますが、イスラムの教義に基づき、基本的に無利子での運営を行っている銀行のことを指します。

早稲田大学は2008年4月、大学院ファイナンス研究科にイスラム金融の講座を開設する。国際協力銀行のほか、イスラム金融を利用した実績がある国内外の企業から講師を招く。週1回の頻度で、全14回で構成する。イスラム金融の講義を正規科目として設置するのは日本の大学で初めてという。面接試験に合格すれば、この科目だけを受講できる。
原油価格の上昇でイスラム諸国の金融資産が膨らむなか、オイルマネーへの関心は高まっている。

文化の違いというものはなかなか分かりにくいもので、その国の文化・慣習がどのようなものであるかを理解するということはビジネスを行う上で非常に重要なものであると思います。世界経済の中で、これだけオイルマネーの力が強くなってきているからには、イスラム圏の経済がどのようにして成立しているのかを知る必要性も出てくると思いますしね。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ