Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学の講義が起業に役立つ瞬間

high190です。
大学時代に勉強したことが起業に役立つかどうか?私は大学生の時に経営学を勉強していましたから、その当時を振り返ってみると現在事業化されていて、チャンスになりそうな話というものがいくつかあったように思います。(まあ、そうしたシグナルを感じたとしても最も重要なのは「起業する」という後先を考えない姿勢なんでしょうね)日本を代表するSNSmixiを立ち上げた笠原健治さんは大学時代の講義から起業のヒントを掴んだそうです。

(上記記事より一部抜粋)
大学3年の時の経営戦略のゼミで、マイクロソフト対アップル、インテルAMDインターネットエクスプローラーネットスケープといった、当時のIT業界の競争をテーマとしたケーススタディに取り組む中で、インターネットの世界に興味を持ちました。
その後IT関連の新聞や書籍を数多く読み、PCに触れる機会も増えました。その中で当時のインターネット産業に1970〜1980年代のPC産業と同じような大きな変化が起こるのではないかと感じました。1996年〜1998年には、確実な収益性などは保障されていないながらも、インターネットビジネスが次々と生まれました。新しいものを生み出そうとする動きが芽生えた時期です。

「新しい分野での可能性を感じる」というところに起業のセンスがあるのだと思いますが、大学の講義がその一因になっているなら起業のアプローチとして面白いです。この講義を担当されていた先生はどこまで考えていたのでしょうかね?ゼミだったからこそ、内容の濃い議論ができたのかも知れないですね。いまや日本最大のSNSとなったmixiですが、経営者が起業するきっかけとなったのは、大学の講義だったというのは興味深いです。

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