Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学発の日本酒を発売

あけましておめでとうございます、high190です。
昨年から本格的に更新するようになったこのブログですが、何とか続けてくることができました。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
さて、年末から新年にかけてたくさんお酒を飲む機会がありまして、嬉しい反面ちょっと胃が弱ってきているような気がします。飲みすぎてはいけませんね、やっぱり。新潟にある敬和学園大学では学生が作った日本酒を発売することになったそうです。

新発田市敬和学園大は来年4月、学生が酒米の田植えから稲刈り、醸造などを行って造り上げた「敬和ブランド」の日本酒を初めて販売する。新発田の食文化を学び、地域活性化にもつなげることが狙い。学生らはこのほど、市内の酒造会社で酒の搾り作業に挑んだ。
酒造りを行っているのは、同大人文学部のマーク・フランク特任講師のゼミに所属する2年生11人。販売する日本酒の名称は「わ」。日本を指す「和」と人と人のつながりを意味する「輪」をかけた。1月には出来上がった日本酒の瓶詰め作業やラベルのデザインなどを行う予定だ。
米国生まれのフランクさんは2000年、同大に着任。食文化や地域文化学が専門で、全国日本酒利き酒大会に本県代表で出場したことがあるほどの日本酒ファン。新発田の郷土料理や農業にも関心を寄せ、地域の飲食店などを紹介する英字新聞を発行するなど幅広く活動している。
ゼミ生の酒造りは、今年3月に同大と新発田商工会議所が開いたイベントで、醸造や発酵学の権威・小泉武夫東京農業大教授の講演を聴いたことがきっかけ。日ごろから若者の日本酒離れを嘆いていたマークさんが「自分で造ってみれば、日本酒の素晴らしさが分かるはずだ」と発案、本年度から実施することにした。
ゼミ生は今春、同市菅谷の田んぼに酒米「五百万石」を植え付け、秋には約200キロを収穫。市内の金升酒造から指導を受け、麹(こうじ)づくりや仕込みなども体験した。
この日の搾り体験では、白衣姿で帽子をかぶった学生たちが酒を布製の袋に詰めて並べ、上から押して清酒に仕上げる作業に挑戦。中国・大連出身の2年生、孫家朋さん(25)は「日本酒は最初、水っぽくて慣れなかったけど、だんだん味が分かってきました。貴重な体験ができました」と話していた。

学生にとっては、自分たちの活動が市場の評価を受ける貴重な機会ですね。市場の評価は厳しいですから、学生たちにとって良い経験になるでしょう。また、京都大学が発売した“ホワイトナイル”というビールが好評を博すなど、大学発の商品に注目が集まっていますので、その流れに乗って商品を売りに出していけるといいですね。

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