Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

鹿児島大学の焼酎作り、初原酒が出た

high190です。
年の瀬が近づき、忘年会シーズン真っ盛りな訳ですが、私もご他聞に漏れず毎日お酒を飲んでいます。初めはビール、その後は焼酎・日本酒を飲むという「定番コース」が一番落ち着きます。特に焼酎は次の日に残りにくいですし、ゆっくり飲むことができるので好きです。そんな焼酎好きのhigh190ですが、過去にこんなニュースをお伝えしていました。

[過去記事]
鹿児島大学で焼酎学講座始まる 歴史、製法に興味津々(2007/04/18)
「大学ブランド商品」発売大学がシンポ…九州大で(2007/04/03)

焼酎学講座。鹿児島県で作られる焼酎は芋焼酎が多いのですが、焼酎についてより理解を深めようと、今年から始まった講座です。どうやら初めての原酒が出来たみたいですね。

4月開講した鹿児島大学農学部の焼酎学講座で18日、同講座の学生、大学院生らによる初めての焼酎造りが始まった。学生らは真剣な表情で、もろみを蒸留した原酒が垂れてくる様子に見入っていた。4日間かけて計約12リットルを造り、ガスが抜けた来年1月、味や香りを調べる官能評価を行ってデータを分析する。
蒸留したもろみは、学生ら13人が約2週間かけて、それぞれ手づくりで麹(こうじ)から造った。原材料はすべてコガネセンガンを使用したが、麹菌は黒麹、白麹から選び、混ぜて使った学生もいたという。
学生らは21日までに1人約900ミリリットルの原酒を造る。蒸留第1号となった同学部3年の瀬戸口翔さん(21)は「一から造ったのでうれしい。どんな味になるか楽しみ」と笑顔を見せた。指導する高峯和則准教授は「同じ材料を使っても同じ酒はできないが、もろみの時点でデータがかなり違うのでびっくりした」と驚いていた。

焼酎はビジネスとしても大きな注目を集めています。大学発の焼酎が全国の居酒屋などで飲まれる・・・とても夢のある話だと思います。また、これだけ外部資金調達の必要性が叫ばれている状況で、ビジネスとして成功すれば大学にとって大きな収入源になります。(現時点でそこまで考えるのは難しいと思いますが)学生にとっては、自分が焼酎の開発に携われるということで大きな経験になるでしょう。いつか、鹿児島大学産の焼酎を飲みながら大学関係の話に花を咲かせてみたいものですね。

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