Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

ゆるくSNSを運用したい

大学同窓会のSNS運営に携わっているhigh190です。
mixiの爆発的な広がりによって、SNSという言葉ももはや一般的なものになっています。現在では恐らく複数のSNSに参加している人も少なくないのではないかと思います。ただ、SNSって登録時にアカウントとパスワードが必要ですよね?私は今のところ2つのSNSに参加していますが、正直なところ両方を積極的に運用することに難しさを感じてきています。また、実名・仮名についてもそれぞれのSNSでローカルポリシーを設定しているため、自分の「立ち位置」に合っているかどうかも大切ですよね。

[過去記事]
同窓会SNSを成功させるには「ゆるさ」が必要(2007/12/13)

過去記事でも触れましたが、SNSって「何だかよく分からないけど、あそこを覗くと面白い」という感覚が大切なんだと思うんですよ。頻繁にアクセスがあればあるほどコミュニケーションも濃いものになるでしょうが、いわゆる“過疎化”したSNSでは参加する意味もないですので、ますます過疎化が進んでしまう、という状況にも繋がってしまいますよね。そう考えるとSNSを運営するにも、細かなポイントあるということです。

SNSの運営で失敗するのはたいてい次のような理由だ。

    1. 運営SNSのテーマに魅力がない。
    2. ターゲット層のITスキルが低い。
    3. 中心となる運営者がネット人脈を持たない。
    4. 運営者が居心地の良いSNSの設計をしていない。

学校のSNSは割合、ターゲット層が幅広くITスキルについても様々だと思います。(特に歴史の長い学校ほど)普段あまりITに親しまない人にも分かりやすく利用できるようなシステムにしないといけませんね。

SNSの活動指標として何人参加しているかは大した問題ではない。どれだけ個々にそのSNSが必要として参加しているかだ。SNSがはじめてのひとも,使い慣れているひとたちの動きをみながら徐々に慣れていく。みんなで運営をかんがえるコミュニティで,どんどん意見を出していってもらい,それを吸い上げながら改善していき,居心地の良いSNSを構築していけばよい。意見を吸い上げる場を十分に用意していくことが肝心だ。あとはどんどん個々に盛り上がっていくのをただ見守り,ひとりの参加者としてたのしく参加していくだけだ。

正直、うまく運営するのって難しいですね・・・成功した場合の効果は大きいですが、それだけ魅力的なコンテンツを準備しないと人が定着しないということですから、運営者の腕次第で大きく変わってきそうです。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ