Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学と地域で共同でクリスマス

high190です。
クリスマスシーズンが到来したせいか、街でイルミネーションを見かけることが増えてきていますね。最近ではLED電球を用いたカラフルな装飾を目にします。華やかな演出でクリスマス気分を盛り上げてくれていますが、大学でもクリスマスを祝おうという取り組みはいくつかあります。

やはりミッション系の学校では趣向を凝らしたイベントが用意されているようです。しかし、ミッション系ではない大学でも特色ある取り組みをしています。埼玉大学では地域住民を巻き込んでクリスマスイルミネーションを飾りつけ、クリスマスを介した地域貢献を行っています。

埼玉大学さいたま市桜区)の学生と地域住民が一緒に手作りしたイルミネーションが二十五日まで、同大学で点灯されている。ペットボトルのオブジェやミニ・クリスマスツリーなどを四月から準備。二万五千個の電飾と共に校内外を飾っている。
イルミネーションの点灯は今年で四回目。正門前の大学前公園には、カラフルなペットボトルのオブジェを飾り付けた高さ二メートルのメイン・ツリーが登場。構内の図書館前広場には雪だるまなどの電飾などを置いた。
同大の学生約二十人がイルミネーションの実行委員会を結成。デザインや材料集めなどを続けてきた。十月から近くの大久保公民館などでミニ・ツリーの手作り教室を開催。地域住民を巻き込んで準備を進めてきた。
十日夜に行われた点灯式には、住民ら約二百人が参加。ツリーの青い電飾が灯ると「きれい」と歓声が上がった。親子連れが記念写真を撮る姿などが見られた。
実行委員長で同大教育学部三年の福島あゆ美さん(22)は「このイベントがなかったら、出会わなかった人もたくさんいる。つながりができて楽しい。たくさんの人に手作りイルミネーションをみてほしい」と話していた。
点灯時間は二十五日まで、午後五時三十分から同八時三十分。十六日は点検のため休み。

大学は入学式や卒業式など、季節を感じさせるイベントが多い場所でもありますからクリスマスも地域の方々に季節の訪れを告げる取り組みにしてしまおうという訳ですね。毎年継続して実施することで地域の方々にも認知してもらえますし、大学の名物になってしまえば募集面でも大きな効果を発揮します。続けていくことの難しさはありますが、こうした地道な取り組みが大学の評価に繋がっていくのだと思います。

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