Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学の放置自転車をリサイクルするバイクオフがエコチャリ.comをスタート

high190です。
以前、勤め先の交番から電話をもらったことがあります。

「実は盗難自転車に乗っている人がいたので、話を聞いたところ、おたくの大学から持ってきたということで…」

確かに本学でも卒業した学生が置いたままにしていった自転車があります。そのまま置いておくとこういったことも起こってしまうのだなと強く感じました。

今日は以前お知らせした大学内放置自転車リサイクルの続報です。

[過去記事]
大学内の放置自転車リサイクル 学生に無料レンタル(2007/06/02)

この事業をやっているバイクオフという会社、新たに情報をリリースし直した模様です。

バイクオフコーポレーションは、自治体などから提供を受けた放置自転車を大学生向けに無料で貸し出すサービス「エコチャリ.com」を10月1日に始める。
全国の大学や自治体、商業施設などに放置された自転車を譲り受けて同社が修理し、貸し出す。レンタルの申し込みはWebサイトで受け付け、卒業するまで無料で利用できる。
サービスの運営費用は、自転車に企業名入りステッカーを貼ったり、同サイトから広告収入を得るなどしてまかなう。
現在は大学生のみを対象としているが、今後高校生や中学生への提供を目指すとしている。

バイクオフのWebサイトでは、大学内の放置自転車がいかにリサイクルされてるかを紹介するコンテンツも配信しています。

はてさて、大学にとって頭の痛い放置自転車問題を解決するには、とても有効な手段のように思えます。ただ、放置自転車の数が少ないと費用面から回収するのは困難でしょうから、どのくらいの台数からだったら受けてもらえるのか?ということも一担当者としては気になるところです。
ただ、大学が抱える問題に対して積極的にコミットしてくれる企業があるということは、大学にとっても幸せなことですし、こうした企業があると「応援したい!」と思えます。今後、日本全国の大学から放置自転車が消えて資源の有効活用が図れるようになるかもしれませんね。