Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学生はSNSに殺される?

high190です。
最近、大学生に関係するSNSの構築が目立ちます。mixiの成功があったからか、

過去記事

会社を3年で辞めるのは「学生の思い込み」が原因?(200706/30)

SNSを活用した学生支援がGPに選定(2007/09/06)

つい最近もこんな記事がありました。

エキサイトは9月25日、カレッジリーグと提携し、全国の大学生および短大生向けにソーシャルネットワーキングSNS)機能を備えたポータルサイト「e-college powered by excite」を開始した。
今回の提携により、エキサイトがカレッジリーグとピセの共有媒体であるSNS「e-college」の共同企画・開発・運用に加わることで、検索連動型広告ディレクトリ登録広告の展開を強化するとともに、ニュースコンテンツや「検索」「翻訳」「辞書」、コミュニティなど、ポータルサイトとしての機能を提供する。
また、サークルで起こった事件や伝説、噂話などを自由に会員が投稿し、そのおもしろさをランキングで競い合うコンテンツ「サークル事件簿」を28日より開始するなど、大学生ユーザー参加型のコンテンツを各種展開する。
参加型コンテンツとしてはこのほか、授業・試験・履修・休講情報を携帯電話の写メールを利用してアップロードできる「大学情報」や、映画・音楽・演劇・ダンスなどの学生サークルの学生参加型の動画コンテンツやランキングコンテンツも提供する予定。
さらに、様々なコンテンツを利用することで、大学卒業時に卒業旅行費用として還元できるポイントを貯めることができる「eカレポイント」を提供する。
広告面では、各コンテンツにおいて提携スポンサー企業を募集する。大学生のキャンパスライフ(サークル活動)や趣味趣向によって大学生ターゲットをカテゴリー分けし、大学生に対して効果的、かつ確実にアプローチできるサイトスキームを構築し、スポンサー企業と各種プロモーションを展開するとしている。
今後は、e-collegeのモバイル版として「e-college mobile」を公開する予定。

SNSの大学生向けサービスが拡大する、ということは学生がたくさんのアカウント・パスワードを管理することになります。SNSの利点として限定したメンバーのみでのコミュニケーションが可能ということがありますが、あまりにたくさんあると正直、面倒になってきてしまいます。

ミクシィ疲れなんていう言葉もありますし、大学生向けSNS市場が拡大しすぎると逆に活力を失ってしまうような気がします。SNSの運用は効果的ですが、本当にSNSにする必要があるのかも見極めなければなりませんね。