Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

フェアトレードで国際協力

high190です。
大学でのフェアトレード、広がってきていますね。以前、立教大学の取り組みをご紹介させていただきました。

[過去記事]
大学で「本当に公平な貿易」を実践する(2007/06/21)

今度は一橋大学でもフェアトレードの取り組みがあるようです。

一橋大生の学生団体「ラポンテ」が企画したフェアトレードチョコ「街チョコ」が10月下旬、同大学のイベント会場で販売される。販売は、国立市制施行40周年事業「SO-ZO国立2007」の一環。
「ラポンテ」は、国立市のまちづくり事業の一環として、フェアトレード(途上国の生産者に公正な賃金や労働条件を保証した価格で商品を購入すること)を国立市内に広めることを目的に活動。文部科学省の「特色ある大学教育プログラム」に選定された一橋大学「まちづくり授業」に属し、大学生協や市内の自然食品店でのフェアトレード商品の販売、イベントの開催などを行っている。
「街チョコ」は、「チョコを実際に見たことがない」という南米エクアドルの現地カカオ生産者の自立を応援することを目的として作られる。パッケージは、国立市民からの応募により決定した。10月下旬に一橋大学兼松講堂で開催されるジャズフェスティバルで販売を予定する。
「ラポンテ」代表、法学部3年の菅沼さんは「国立市内でのフェアトレードの認知度が低いと感じている。国立市のグッズとしての『街チョコ』を通じて、より多くの市民の方にフェアトレードや国際協力に対する関心を持ってもらえれば」と話している。

この取り組み、平成16年度に選定された特色GPに関係しているのですね。

こういったところでも特色GPの有効性が出ていますね。単に資金的なメリットだけではなく、付随する活動が発生してくるあたり、やはり大学改革の実施には、有効な策と言えるでしょう。