Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学発ベンチャーは増加傾向に

high190です。
大学発ベンチャーが増加傾向にあることが経済産業省の調査で分かりました。

経済産業省は3日、2006年度の大学発ベンチャー基礎調査をまとめ、発表した。3月末時点での大学発ベンチャー数は、前年度比113社増の1590社で、5年前の2・7倍に増加した。
大学発ベンチャーを事業ステージで製品化前の「研究開発段階」と販売開始以降の「事業段階」に分けると、事業段階が51%になり、初めて半数を上回った。また、首都圏と近畿圏を除く、地方(兵庫県を含む)に本拠を置く大学発ベンチャーの数は819社で5年前から3・2倍と全国平均の伸びを上回った。
大学別にみた企業数の累積ベースでは、1位が東大(101社)、2位阪大(70社)、3位早大(66社)の順となった。06年度単年の新規設立ベースでは1位が筑波大(8社)で、広島大、早大、東大(各5社)の3校が同着2位だった。

上位には国立大学法人が多く並びます。大学院で研究をするなら、国立大学法人の方が有利だといわれますが、そうした研究開発力の差を示す結果になっていると思います。その反面、経営的にはどうなのでしょうか。