Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

パーティの開催頻度が高い大学

high190です。
CNNにとても面白い調査結果が掲載されていましたので、お知らせします。

ウェストバージニア州モーガンタウン──米国の大学で、パーティー開催回数が最も多いのは、ウェストバージニア大学であることが、米受験業界大手発行のプリンストン・レビューで判明した。同大学は過去15年間で7度にわたって、パーティーが多い大学の上位20校にランクインしている。
ウェストバージニア大学4年生のケイティ・オハラさん(22)は、「あらゆる種類のパーティーが開かれていて、行きたい場所に行けるから」と、首位になった理由を説明している。
また、パーティーが多いトップの学校だからといって、学生が勉強しないわけではないと強調。「学生はみんな、時間の使い方を知っている。パーティーに行く時間と、行ってはいけない時間を、きちんと分けている」と説明している。
プリンストン・レビューは、プリンストン大学とは関係のない、受験業界の大手会社で、模擬試験などを実施しているほか、大学の情報などを提供している。

パーティ数の多さをランキング化するとはユニークな調査ですね。しかも、これをアメリカの受験業界大手が実施しているということも驚きです。(日本でいうところの、「代々木ゼミナール」や「河合塾」がこうした調査を行うのはちょっと想定できませんね)
このことが受験者に結びつくかどうかは不明ですが、選ぶ側からするとキャンパスライフがどのようなものであるかを想像しやすいです。

ちなみに上位10位は下記のとおりとなっています。

(1)ウェストバージニア大学
(2)ミシシッピ大学
(3)テキサス大学オースティン校
(4)フロリダ大学
(5)ジョージア大学
(6)ペンシルベニア州立大学
(7)ニューハンプシャー大学
(8)インディアナ大学ブルーミントン校
(9)オハイオ大学アテネ
(10)カリフォルニア大学サンタバーバラ

記事中にもありますが、この記事はパーティが多いからといっても、勉強しないということではありません。

また、パーティーが多いトップの学校だからといって、学生が勉強しないわけではないと強調。「学生はみんな、時間の使い方を知っている。パーティーに行く時間と、行ってはいけない時間を、きちんと分けている」と説明している。

こうした大学ランキングの「日本版」ができると、受験生はより一層、自分に合った大学選びが出来ます。そうしたものが作られるようになったら、自分の大学をどのようにアピールしていけるでしょうか。偏差値には現れない、大学固有のメリットがあるかも知れませんね。