Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

自然の生態系を利用して害虫駆除

high190です。
京都大学生態学研究センターが面白い害虫駆除の新手法を提案しています。

用心棒のハチを呼び寄せて野菜を守れ――。丸紅は京都大学生態学研究センターと組み、キャベツや水菜を食い荒らす害虫コナガを駆除する新手法を開発した。天敵の寄生バチを化学物質で呼び寄せエサを与えて動きを活発にする仕組みで、農薬の使用量を大幅に減らすことができる。2008年度にも商品化し農家向けに販売する計画だ。
コナガはチョウ目に属する体長6―10ミリの昆虫。幼虫のイモムシがアブラナ科の植物をエサにするため、農業上は薬剤による防除の重要対象になっている。天敵のコナガサムライコマユバチは野原などに生息する土着の昆虫で、コナガのイモムシに卵を産み付ける。卵からかえったハチの幼虫がイモムシを食べてしまう。

なるほど、農薬を使わずに天敵を利用して害虫駆除に役立てるのですね。これならば自然の摂理にも則っているし、環境への影響も少なくて済みますね。