Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学広報にYouTubeを活用する明治学院大学

high190です。
以前からWeb2.0的な大学広報が出来ないか考えていましたが、遂にYouTubeをオフィシャルに活用する大学が出てきました!

明治学院大(東京都港区)はこのほど、動画投稿サイトYouTubeを利用した動画コーナーを、大学ウェブサイトに開設、学生や教職員に投稿を呼びかけている。キャンパスやサークル活動紹介のほか、講義の様子などの配信も計画している。同大学によると、国内の大学公式サイトでYouTubeの活用例は初めてという。(アサヒ・コム編集部)
現在、大学側が制作した大学主催のシンポジウムや講演会など20件を公開している。学生らが投稿した場合、学生はYouTubeから送られてきた動画のアドレスに、学籍番号などを添えて大学側に連絡。審査を経て動画コーナーに入り口が設けられる仕組み。
同大広報室は「大学の今をダイレクトに伝えられる。Web2.0を大学のサイトに導入した画期的な試み」と話している。同大学の動画コーナー(MG Video)で見られる。

明治学院大学のTOPページに行くと、ページ上部に動画キャプチャーがありました。見てもらいやすい工夫をしているのですね。
動画配信を行っている大学は他にもありますが、YouTubeを公式に使っているのは明治学院ぐらいではないかと思います。

YouTubeの利点のひとつとして、PC環境に依存せずWeb上でコンテンツを閲覧できるということがあります。
(いちいち動画再生のアプリケーションをインストールせずに済むのは大きいです)

これも大学を積極的に売り込んでいくための工夫のひとつですが、もっと多くの大学が積極的に活用するようになれば、「YouTube時活用に見る大学広報の戦略」なんていう比較研究もできそうです。

ただ、ちょっと感じたのは「YouTubeって個人ユーザー登録のはずだけど、誰がアップロードしてるんだ?」ということ。ちょっと調べてみたところ、何名かの広報担当者が分担してアップロードしているようですね。

MG Video

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